“手”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
81.4%
8.8%
6.3%
てて1.2%
0.4%
しゅ0.2%
しゆ0.2%
たな0.2%
てえ0.2%
てず0.2%
(他:6)0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“手”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)37.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
男はマグダの故郷に帰って、立派な紳士になりすましていると同時に、マグダは以太利イタリーで有名なうたになる。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
セルの単衣ひとへしたに襦袢をかさねて、に大きな白い百合ゆりはなを三本ばかりげてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
門のきわには高いえてあって、その葉かげに腰をかがめておてつが毎朝入口をいているのを見た。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さうして殆んどまた容器の半分位にまで達した時、予は予の腹がひとりに極めて緩漫な運動をして縮んでゆくのを見た。
郁雨に与ふ (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
爺さんが綱の玉を段々にほごすと、綱はするするするするとだんだん空の方へ、ぐられでもするように、上がって行くのです。
梨の実 (新字新仮名) / 小山内薫(著)
と記されている。そして各々の写真は各紙に大きく挿入されていた。それからそれへとぐりだした記事がそれに続いていた。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
だれでも小さなときは、めんめがあつても見えないし、おててがあつても、かたくちゞめて、ひつこめてゐるだけです。
ぽつぽのお手帳 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
トゥロットは斜面をかけのぼつて、ジャンヌのおててからチョコレイトを一きれと、三日月パンを一つうけとると、またお山の方へもどつて来ました。
乞食の子 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
サダマラズ、ヨロヨロ彷徨ホウコウ衆人蔑視シュウジンベッシマトタル、誠実セイジツ小心ショウシン
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「モ、モ、モシ、……シタカタ。……オタスクダサアイ。……ガチギレソーダ。……アア……チル、……チル……」
刑場の一部に、蓆をもって粗末な仮小屋が設けられていた。しゅ医師の何某なにがしが、三人の小吏と、二人の与力と一緒に待っていた。
蘭学事始 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それは、いかにも町奉行曲淵まがりぶち甲斐守の家士、得能万兵衛から、明四日千住骨ヶ原にて、しゅ医師何某が腑分をすることを、内報してきた書状だった。
蘭学事始 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
昔は姜度きやうとたんするや、李林甫りりんぼしゆ書を作つていはく、聞く、弄麞ろうしやうよろこびありと。
ついと強往しひゆたなさきに、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
味噌みそなんざいたからつてさうぐにてえつけらつるもんぢやなし、明日あすにもぬかどうだかわかりやしねえが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ひとてえつけてたが何程なんぼえゝあぢのもんだかんねえや
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
本日たまたま中元、同社、てずから酒肴しゅこうを調理し、一杯をあげて、文運の地におちざるを祝す。
中元祝酒の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
てづかみづかみがたて給ひし金銅十六丈の廬舎那仏るしやなぶつ烏瑟うしつ高くあらはれて、半天の雲にかくれ、白毫びやくがう新にをがまれ給ひし満月の尊容も
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
わしてんぼうでせえなくば、おなじ車にゆわえるちゅうて、こう、けんどんに、さかしまにゃ縛らねえだ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
老耆おいぼれてんぼうじじいに、若いものの酔漢よいどれ介抱やっかいあに、出来べい。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「おや、下駄かつこが脱げましたの? 早くおはきなさい。——まあ坊ちやんはおてゝがずゐぶん汚くなつてゐるんですね。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「おや、そんなところからお上りになりましたの? あちらへ入らつしたらちやんとおてゝを突いてをばさまにお辞儀をなさいましよ。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
まだね先生、そりゃうございますが、彼奴等あいつら人を狂人きちがいにしやあがってさ、寄付よッつきゃしませんでした、男ごかしだの、たてごかしだのは幾らもあるんだけれど、狂人ごかしは私あはじめてなんで、躍るようなてッつきで引上げて参りましたがね、ええ、お羽織はお返し申します。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私が今度、こんな目に会いましたのも、多分、この案内を嗅ぎ付けた事を知って、釜山の方へズキをまわしたのでしょう。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
大嘗祭の儀式に、八人の舞人がてんに執つた阿礼木(貞観儀式)は、ハヤくとりものの枝を、直ちにシカ呼ぶまで変つて居たのか、其ともまだ、此古い祭りには、古風なみあれ木が宮中に樹てられ、其木綿とりでた枝を折り用ゐたのか判然せぬ。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)