“手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
80.7%
10.0%
5.9%
てて1.1%
しゅ0.3%
0.3%
てえ0.2%
てん0.2%
てゝ0.2%
しゆ0.2%
たな0.2%
てず0.2%
てづか0.2%
てに0.2%
てッ0.2%
ズキ0.2%
0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは、母親ははおや一つでおおきくなりましたが、そのはははやんだので、まったくひとりぽっちとなりました。
万の死 (新字新仮名) / 小川未明(著)
このひとたちはおもひ/\にだてをめぐらしてひめれようとしましたが、たれ成功せいこうしませんでした。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
そうすると、あとに残った三人の男たちはに妾の頭と、胴と、足を抱えて、上の方へ担ぎ上げながら、黙りこくって階段を昇りはじめたの。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ソフアの傍には、の鉢植、むかしのままに、ばさと葉をひろげて、乙彦が無心に爪で千切ちぎりとつたあとまで、その葉に残つてゐる。
火の鳥 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
高蔵人は身拵みごしらえ凛々りりしく、両刀を挟んだ上に、六尺柄皆朱かいしゅの手槍をひっさげて、相生総左衛門の屋敷に忍び込みました。
わたしたちがみんな船の上に乗ってしまうと、まもなく船をつないだ大づなはかれて、船頭はかじを、御者ぎょしゃづなを取った。
トゥロットは斜面をかけのぼつて、ジャンヌのおててからチョコレイトを一きれと、三日月パンを一つうけとると、またお山の方へもどつて来ました。
乞食の子 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「そらね、この小父さんはお前のお母さんを御存じだったかただよ、お父さんたちの仲好しだったんだよ。だからちっとも怖くはないんだよ、さ、おててをお出し。」
それは、いかにも町奉行曲淵まがりぶち甲斐守の家士、得能万兵衛から、明四日千住骨ヶ原にて、しゅ医師何某が腑分をすることを、内報してきた書状だった。
蘭学事始 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ピアノしゅは幾度もピアノをいた。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「モ、モ、モシ、……シタカタ。……オタスクダサアイ。……ガチギレソーダ。……アア……チル、……チル……」
サダマラズ、ヨロヨロ彷徨ホウコウ衆人蔑視シュウジンベッシマトタル、誠実セイジツ小心ショウシン
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
味噌みそなんざいたからつてさうぐにてえつけらつるもんぢやなし、明日あすにもぬかどうだかわかりやしねえが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そんぢやねえおとつゝあん、おたげえたねえことにしてね、勘次かんじさんおめえもいそがしくつててえつけねえでたかもんねえが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
と続いた、てんぼう蟹は、夥間なかまの穴の上を冷飯草履ひやめしぞうり、両足をしゃちこばらせて、舞鶴の紋の白い、萌黄もえぎの、これも大包おおづつみ
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わしてんぼうでせえなくば、おなじ車にゆわえるちゅうて、こう、けんどんに、さかしまにゃ縛らねえだ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「おや、そんなところからお上りになりましたの? あちらへ入らつしたらちやんとおてゝを突いてをばさまにお辞儀をなさいましよ。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「おや、下駄かつこが脱げましたの? 早くおはきなさい。——まあ坊ちやんはおてゝがずゐぶん汚くなつてゐるんですね。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
昔は姜度きやうとたんするや、李林甫りりんぼしゆ書を作つていはく、聞く、弄麞ろうしやうよろこびありと。
ついと強往しひゆたなさきに、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
本日たまたま中元、同社、てずから酒肴しゅこうを調理し、一杯をあげて、文運の地におちざるを祝す。
中元祝酒の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
てづかみづかみがたて給ひし金銅十六丈の廬舎那仏るしやなぶつ烏瑟うしつ高くあらはれて、半天の雲にかくれ、白毫びやくがう新にをがまれ給ひし満月の尊容も
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
は人にたすけられて高所たかきところ逃登にげのぼはるか駅中えきちゆうのぞめば、提灯ちやうちんたいまつともしつれ大勢の男どもてに々に木鋤こすきをかたげ、雪をこえ水をわたりこゑをあげてこゝにきたる。
まだね先生、そりゃうございますが、彼奴等あいつら人を狂人きちがいにしやあがってさ、寄付よッつきゃしませんでした、男ごかしだの、たてごかしだのは幾らもあるんだけれど、狂人ごかしは私あはじめてなんで、躍るようなてッつきで引上げて参りましたがね、ええ、お羽織はお返し申します。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私が今度、こんな目に会いましたのも、多分、この案内を嗅ぎ付けた事を知って、釜山の方へズキをまわしたのでしょう。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
大嘗祭の儀式に、八人の舞人がてんに執つた阿礼木(貞観儀式)は、ハヤくとりものの枝を、直ちにシカ呼ぶまで変つて居たのか、其ともまだ、此古い祭りには、古風なみあれ木が宮中に樹てられ、其木綿とりでた枝を折り用ゐたのか判然せぬ。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)