“常磐木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ときわぎ86.2%
ときはぎ12.3%
とわぎ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬青樹あおき扇骨木かなめ、八ツ木斛もっこくなぞいう常磐木ときわぎの葉が蝋細工のように輝く。大空は小春の頃にもまして又一層青く澄み渡って見える。
写況雑記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
君が御名みなさちの井の、ゐどのほとりの常磐木ときはぎや、落葉木らくえふぼく若葉わかばして、青葉あをばとなりて、落葉おちばして、としまた年と空宮くうきうに年はうつりぬ四十五しじふいつ
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
くろ常磐木とわぎはやしがあった、そのしたへきました。じきにはな季節きせつだったけれど、ここだけは、まだふゆのこっているようにかぜつめたかったのです。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)