“年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とし58.9%
ねん36.8%
どし2.4%
とせ1.2%
0.2%
れん0.2%
トシ0.2%
ネン0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女皇じょおうは、もうとしをとっていられましたから、おくらいあねのほうのおさまにゆずろうとおもっていられました。
黒い塔 (新字新仮名) / 小川未明(著)
七つのとし石清水いわしみず八幡はちまんのおみや元服げんぷくして、八幡太郎はちまんたろう義家よしいえのりました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
ほんとうのとしはもう五十にちかく、しかし、みがげたうつくしさで、三十をすこしたぐらいにしかえない。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
それから大学予備門だいがくよびもんに入つて二ねんまで山田やまだとは音信不通いんしんふつうかたちたのです
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
先生せんせい、こんなすずめのをお教室きょうしつってはいるのです。」と、六ねん山本やまもとが、げました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
さうして其服裝そのふくさうすこしも醫者いしやらしいところく、一つフロツクコートを十ねん着續きつゞけてゐる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
葉絵子 そのお友達といふのは、あたくしとおなどしですけれど、若し結婚するとしたら、その結婚の相手は、自分で選ぶつもりでゐたんです。
あの星はいつ現はれるか (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
竹ちやん、お前も十二やよつてな、櫻井の驛子別れの時の正行まさつらおなどしや。阿母おかあさんのいふことを、よう覺えときや。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
おなどしの私の児供は魔子を不便がったと見えて、大切だいじにしていた姉様あねさまや千代紙を残らず魔子にってしまった。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
——でとせ、日野俊基が、山伏姿となって、この島へ忍び渡って来たときも、日満の手びきではあるが、ひそかに、両者は一ト夜を語り合って別れている。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我彼に。フォレーゼよ、汝世を變へてまさる生命いのちをえしよりこの方いまだ五とせの月日經ず 七六—七八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
まをとめのなおわらはにて植ゑしよりいくとせ経たる山吹の花
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
風と雨とともに舟に乗る、ここに海外の視察よりす、あかりをともすぽつんとたつ塔は遠く、風の力は一片の帆におさまる、海は平らかにといしのごとく、旅客の心はしばし鴎にも似る、いつのかかならずやあいたすけるべく、みだりに欧州のことは説うまい。
欧米各国 政教日記 (新字新仮名) / 井上円了(著)
かみまいにも眞實まことのこもるおこヽろざしをいたゞものぞかし、其御恩そのごおんなんともおもはず、一れんといふ三百六十五日打通うちとほして
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
としといふ語が米又は穀物の義から出てトシを表す事になつたと見る方が、正しい様であるとおなじく、同義語なる「よ」が、など言ふ義を分化したものと見られる。
文壇ブンダン、コノ四、五ネンナカッタコトダ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)