“年長者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
としより28.6%
としかさ14.3%
ねんちやうしや14.3%
ねんちやうじや14.3%
ねんちょうじゃ14.3%
ねんちようしや14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『菊池ツて云ふさうです。何でも、釧路に居る記者の中では一番年長者としよりだらうツて話でしたよ。』
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
かれわたくしよりは四つ五つの年長者としかさで、したがつくみちがつてつたので、始終しじうまぢはるでもなかつたが、其頃そのころ校内かうない運動うんどう妙手じやうずなのと無暗むやみ冐險的旅行ぼうけんてきりよかう嗜好すきなのとで、かれわたくしとはゆびられ
かれいま生活せいくわつが、かれやう過去くわこつてゐるひととはおもへないほどに、しづんでゐるごとく、かれおとうとあつか樣子やうすにも、過去くわこのつくほど經驗けいけんつた年長者ねんちやうしや素振そぶり容易よういなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
オックスホード出身しゆつしん紳士しんし年長者ねんちやうじやだけにわけても兒玉こだまところかんじたていで。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
この連中は彼の味方が、彼を首領と仰ぐように、思兼尊おもいかねのみことだの手力雄尊たぢからおのみことだのと云う年長者ねんちょうじゃに敬意を払っていた。しかしそれらのみことたちは、格別彼に敵意らしい何物も持っていないらしかった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ちっとばかりさきになつてゐる、あの年長者ねんちようしやを、きさきにしよう。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)