“中年者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうねんもの66.7%
ちゅうねんしゃ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう一人は天下堂の前にいるポイントマンであった。最後の一人いちにんは広場の真中に青と赤の旗を神聖な象徴シンボルのごとく振り分ける分別盛ふんべつざかりの中年者ちゅうねんものであった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
藤井ふじいと云う弁護士は、老酒ラオチュさかずきしてから、大仰おおぎょうに一同の顔を見まわした。円卓テエブルのまわりを囲んでいるのは同じ学校の寄宿舎にいた、我々六人の中年者ちゅうねんものである。
一夕話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
うめせいぎにわたくしをとめたのは、まつせいで、男松おまつおとこ姿すがた女松めまつおんな姿すがた、どちらも中年者ちゅうねんしゃでございました。