“象徴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
シンボル34.4%
しょうちょう25.0%
シムボル10.9%
しるし9.4%
かたど4.7%
あらわ4.7%
しやうちよう4.7%
サンボル1.6%
あらわれ1.6%
サムボル1.6%
トピアリー1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その証拠が、面皰にきび云々の夢で、それが充たされない性慾に対する願望だと云うのは、面皰を潰した痕が女性性器の象徴シンボルだからだよ。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
願望を含めて、博雄ひろおと名付ける。偏狭者へんきょうしゃによって悩まされたことの記念と、伊藤博文を景慕けいぼする気もちを象徴しょうちょうしたものであった。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
それから、第一主題テーマが、恰であそびだ。魂に触れる何物もないぢやないか。何らの象徴シムボルがない。……憧憬もない、と云つてまた倦怠アンニユーのメランコリアもない。
眠い一日 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
本来は支那の——この国のもっとも尊い色であるはずの黄土の国色も、今は、善良な民の眼をふるえ上がらせる、悪鬼の象徴しるしになっていた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして多宝塔は私たちの身体からだ象徴かたどったものです。私たちの精神肉体の一致しているこの身体は、使えばあらゆる真理、あらゆる智慧が取出せる。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
象徴あらわし、ヒョットコの仏頂面が『生活』を標示している。これを両方から押えるから、ピーピーと世間が成り立って行くのだ
暴虐ばうぎやくとを象徴しやうちようしたやうな、それは恐るべきマスクですが、養子の品吉の顏は、まさにこの『癋見べしみ』の面そつくりだつたのです。
あなたのある象徴サンボルに用ひた花が同じ様な意味で印度の何処どこかの門に描かれて居ると云つたが、まつたくの暗合だ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
淫蕩いんとう度なきを示したもの。第五は偏平の耳の形。虎狼ころうの心を抱いた姿! 汝の人相一切は皆これ大盗の象徴あらわれじゃわい!
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
冷静の象徴サムボルのような真名古を、何がこれほどまでに激発させたのか。総監はもとより、四銃士の面々も呆気にとられて、唖然と真名古の面を見戍みまもるばかり。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そして、本館は水松いちいの刈込垣でめぐらされ、壁廓の四周まわりには、様々の動物の形や頭文字を籬状まがきがたに刈り込んだ、樿つげや糸杉の象徴トピアリー樹が並んでいた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)