“四周”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あたり45.2%
まわり41.9%
ぐるり3.2%
ししゅう3.2%
まはり3.2%
よもにめぐれり3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其時も叔父は、私におを呉れる事を忘れなかつた。母はの如く不興な顔をして叔父を見てゐたが、四周に人の居なくなつた時
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そして、本館は水松の刈込垣でらされ、壁廓の四周には、様々の動物の形や頭文字を籬状に刈り込んだ、樿や糸杉の象徴樹が並んでいた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
室に入り来てまず四周と人々を見廻し地板に坐り両掌を地板にせ、また諸方に伸ばして紙や麪包小片を拾い嗅ぐ事猴のごとし、この児痩形にて十五歳ばかりこの院に九年めり
しかも、四周山々に囲まれて、料理の料理とすべき海産の新鮮なさかながなかった。ここに与えられた材料は、豆腐、湯葉、ぜんまいなどであった。
味覚馬鹿 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
春は壺菫に秋は桔梗女郎花、其草原は四季の花に富んでゐるので、私共はよく遊びに行つたものだが、其頃は、一面に萱草の花の盛り、殊にも水車小屋の四周には沢山咲いてゐた。
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
抑又塩土老翁に聞きしに曰く、東に美地有り、青山四周、……ふに、彼地は必ずに以て天業恢弘天下光宅るに足りぬべし、六合中心か。……何ぞきてらざらむや。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)