“湯葉”の読み方と例文
読み方割合
ゆば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも、四周ししゅう山々に囲まれて、料理の料理とすべき海産の新鮮なさかながなかった。ここに与えられた材料は、豆腐、湯葉ゆば、ぜんまいなどであった。
味覚馬鹿 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
道の細くなつたり、坂になつた所になりますと私等は車を降りて歩きました。ある丘のやうになつた村では、従兄が母に命令いひつかつて湯葉ゆばを買ひに行きました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「なにこれほど御馳走があればたくさんだ。——湯葉ゆばに、椎茸しいたけに、いもに、豆腐、いろいろあるじゃないか」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)