“湯屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆや86.5%
ゆうや13.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此の烟(けむり)と埃(ほこり)とで、新しい東京は年毎(としごと)に煤(すゝ)けて行く。そして人も濁(にご)る。つい眼前(めのまへ)にも湯屋(ゆや)の煤突(えんとつ)がノロ/\と黄色い煙を噴出してゐた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
三馬(さんば)の浮世風呂(うきよぶろ)を讀(よ)むうちに、だしぬけに目白(めじろ)の方(はう)から、釣鐘(つりがね)が鳴(な)つて來(き)たやうに氣(き)がついた。湯屋(ゆや)の聞(き)いたのは(岡湯(をかゆ))なのである。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
それから三日(みっか)ほど後に、芝の愛宕下で湯屋(ゆうや)をしている熊蔵が神田三河町の半七の家へ顔を出した。熊蔵が半七の子分であることは読者も知っている筈である。
半七捕物帳:45 三つの声 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
今度開店した小間物屋は安売だけれど品(しな)が悪いの、お湯屋(ゆうや)のお神さんのお腹がまた大きくなって来月が臨月だの、八百屋の猫が児を五疋生んで二疋喰べて了ったそうだのと
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)