“ゆうや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕焼79.1%
湯屋11.6%
遊冶9.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆめからさめた平三へいぞうは、ぼんやりとして、そとをながめました。めずらしく、よくそられて、夕焼ゆうやけが赤々あかあかゆき平野へいやをそめていました。
赤いガラスの宮殿 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今度開店した小間物屋は安売だけれどしなが悪いの、お湯屋ゆうやのお神さんのお腹がまた大きくなって来月が臨月だの、八百屋の猫が児を五疋生んで二疋喰べて了ったそうだのと
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ただ私はなんらなすなき遊冶ゆうや郎輩ろうはいが、惜しくもない時間をつぶすがために、を擁して自動車を走らせ、みだりに散歩の詩人を驚かすがごときをもって、真に無用のぜいたくとなすのである。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)