“遊冶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうや80.0%
いうや20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内君を無視し遊冶ゆうや放蕩の末、遂には公然妾を飼うて内に引入れ、一家妻妾群居の支那流を演ずるが如き狂乱の振舞もあらば之を如何せん。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ただ私はなんらなすなき遊冶ゆうや郎輩ろうはいが、惜しくもない時間をつぶすがために、を擁して自動車を走らせ、みだりに散歩の詩人を驚かすがごときをもって、真に無用のぜいたくとなすのである。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
ついでだが、伯父は最初から正妻といふものを置かず、妾から妾を渡り歩くといふ放縦遊冶いうやの生活をつゞけてゐて、そしてその誰にも子供がなかつたので、お信さんの外にも、後嗣あとつぎの養子を別にして
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)