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『乳の匂ひ』
ふりがな文庫
『
乳の匂ひ
(
ちちのにおい
)
』
……その頃、伯父は四条の大橋際に宿屋と薬屋とをやつてゐた。祇園の方から鴨川を西に渡つて、右へ先斗町へ入らうとする向ひ角の三階家で、二階と三階を宿屋に使ひ、下の、四条通りに面した方に薬屋を開いてゐたのだつた。そして宿屋の方を浪華亭といひ、薬屋 …
著者
加能作次郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約50分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間22分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
穢
(
ばゝ
)
酷
(
きつ
)
自分
(
めんめ
)
父
(
てゝ
)
嬰児
(
やゝこ
)
細
(
ほつ
)
所為
(
しぐさ
)
直
(
ぢ
)
前
(
ま
)
歔欷
(
しやく
)
肯
(
がへ
)
疾
(
とつ
)
凍
(
かじ
)
初
(
はな
)
動
(
と
)
嘗
(
ねぶ
)
戦
(
をのゝ
)
凹
(
こ
)
娼妓
(
をやま
)
故
(
せゐ
)
下
(
さが
)
一時
(
いつとき
)
着物
(
べゝ
)
生
(
な
)
唆
(
そゝ
)
違
(
ちご
)
水漬
(
みづく
)
欲
(
おも
)
身上
(
みのうへ
)
下
(
しも
)
漸
(
や
)
清水
(
きよみづ
)
転
(
こ
)
情夫
(
をとこ
)
上簇
(
じやうぞく
)
優
(
ま
)
出
(
いで
)
出来
(
でけ
)
適
(
あ
)
蹲
(
うづくま
)
礫
(
いし
)
上
(
あが
)
瞬
(
またゝ
)
空風
(
からつかぜ
)
窃
(
ぬす
)
先
(
せん
)
出
(
い
)
滴
(
したゝ
)
温
(
ぬる
)
母
(
か
)
歔欷
(
すゝりなき
)
埃
(
ごみ
)
楽
(
らく
)
娶
(
めあ
)
幸福
(
しあはせ
)
後嗣
(
あとつ
)
徒
(
いたづ
)
芸妓
(
げいこ
)
蚕
(
かひこ
)
戯談
(
じやうだん
)
祇園
(
ぎをん
)
穢
(
きたな
)
目貫
(
めぬ
)
疏水
(
そすゐ
)
界
(
さかひ
)
紗
(
しや
)
無態
(
ぶざま
)
漂
(
たゞよ
)
罵
(
のゝし
)
浴
(
あび
)
気配
(
けはひ
)
殺生
(
せつしやう
)
框
(
がまち
)
肱
(
ひぢ
)
来
(
き
)
朧
(
おぼ
)
曝
(
さ
)
敵娼
(
あひかた
)
揶揄
(
からか
)
提灯
(
ちやうちん
)
掴
(
つかま
)
掩
(
おほ
)
苦衷
(
くちゆう
)
押徹
(
おしとほ
)
抗
(
さから
)
天井
(
てんじやう
)
遮
(
さへぎ
)
跛
(
ちんば
)
跨
(
またが
)
躓
(
つまづ
)
低声
(
こごゑ
)
可笑
(
をか
)
咄嗟
(
とつさ
)
透
(
すか
)
囀
(
さへづ
)
列
(
つら
)
啜
(
すゝ
)
喫驚
(
びつくり
)
別嬪
(
べつぴん
)
執
(
しつ
)