『乳の匂ひ(ちちのにおい)』
……その頃、伯父は四条の大橋際に宿屋と薬屋とをやつてゐた。祇園の方から鴨川を西に渡つて、右へ先斗町へ入らうとする向ひ角の三階家で、二階と三階を宿屋に使ひ、下の、四条通りに面した方に薬屋を開いてゐたのだつた。そして宿屋の方を浪華亭といひ、薬屋 …
作品に特徴的な語句
穢(ばゝ) 酷(きつ) 自分(めんめ) 父(てゝ) 嬰児(やゝこ) 細(ほつ) 所為(しぐさ) 直(ぢ) 前(ま) 歔欷(しやく) 肯(がへ) 疾(とつ) 凍(かじ) 初(はな) 動(と) 嘗(ねぶ) 戦(をのゝ) 凹(こ) 娼妓(をやま) 故(せゐ) 下(さが) 一時(いつとき) 着物(べゝ) 生(な) 唆(そゝ) 違(ちご) 水漬(みづく) 欲(おも) 身上(みのうへ) 下(しも) 漸(や) 清水(きよみづ) 転(こ) 情夫(をとこ) 上簇(じやうぞく) 優(ま) 出(いで) 出来(でけ) 適(あ) 蹲(うづくま) 礫(いし) 上(あが) 瞬(またゝ) 空風(からつかぜ) 窃(ぬす) 先(せん) 出(い) 滴(したゝ) 温(ぬる) 母(か) 歔欷(すゝりなき) 埃(ごみ) 楽(らく) 娶(めあ) 幸福(しあはせ) 後嗣(あとつ) 徒(いたづ) 芸妓(げいこ) 蚕(かひこ) 戯談(じやうだん) 祇園(ぎをん) 穢(きたな) 目貫(めぬ) 疏水(そすゐ) 界(さかひ) 紗(しや) 無態(ぶざま) 漂(たゞよ) 罵(のゝし) 浴(あび) 気配(けはひ) 殺生(せつしやう) 框(がまち) 肱(ひぢ) 来(き) 朧(おぼ) 曝(さ) 敵娼(あひかた) 揶揄(からか) 提灯(ちやうちん) 掴(つかま) 掩(おほ) 苦衷(くちゆう) 押徹(おしとほ) 抗(さから) 天井(てんじやう) 遮(さへぎ) 跛(ちんば) 跨(またが) 躓(つまづ) 低声(こごゑ) 可笑(をか) 咄嗟(とつさ) 透(すか) 囀(さへづ) 列(つら) 啜(すゝ) 喫驚(びつくり) 別嬪(べつぴん) 執(しつ)