“凹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くぼ48.6%
へこ41.1%
くぼみ2.4%
おう2.4%
なかくぼ1.6%
0.8%
ひく0.8%
0.4%
しゃく0.4%
0.4%
へた0.4%
へっこ0.4%
ヘコ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道也先生は親指のんで、前緒のゆるんだ下駄を立派な沓脱へ残して、ひょろ長い糸瓜のようなからだを下女の後ろから運んで行く。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
探りながら歩いてゆく足が時どきみへ踏み落ちた。それは泣きたくなる瞬間であった。そして寒さは衣服にみ入ってしまっていた。
過古 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
蹴爪即ち隆起が臼の杵ととを現しているのである。彼は然し、この構造を精巧な鏡玉で見て大きによろこんでいた。
道から約二十尺ほど高い崖の一部に深い裂けめがあり、ちょうどの字のような形をしていて、人間ひとりなら楽にはいれるほどの幅があった。
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
いて来た大きな犬のデカと小さなピンが、を追ったり、何かフッ/\いだりして、面白そうに花の海をみ分けて、淡紅の中にい緑のをつける。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
両頬は深く落ちけて、眼は窪み、頬骨ばかりがいやが上に高く、常には外して居る総入歯を、御飯の時などにめて、入歯をして居る者がよくする様に
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
此噐の用はだ詳ならざれどを手に取りて持ち加減より考ふるに、兩方の掌を平らにべ其上に此噐を受け、掌をくして噐のに當て、左右の拇指を噐の上部にけて噐をさへ
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
で、その中から死体を出しますと、もはやかちかちになって全く木で拵えたもののようになって居り、腹などもすっかり引っ込み眼もちてしまって水気は少しもありません。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その面形のごとくんだの、眉毛の薄い、低い鼻に世の中を何とんだ、ちょっと度のかかった目金を懸けている名代の顔が、辻を曲って、三軒目の焼芋屋のされた時、背後から
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
押してもついてもグシャグシャと汁をだしてこむばかりで動きもしない。頭をがくがく振つてみても、要するにぬれ雑巾の重味だけをがくがくゆさぶつてゐるやうなものだ。手ごたえがなかつた。
文句色々へて、く、く、り、はふざけ、種々樣々いてやつた。中途たれては降伏するだから、持藥のつもりで毎日いた。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
生れて始めてんですき間の出来た股を 湯のなかで自分は愛撫した。
無題(七) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
オーライ謹んで命を領すと混淆式の答に博学の程度を見せてすぐさまこれを監督官に申出る、と監督官は降参人の今日のみ加減充分とや思いけん、もう帰ろうじゃないかと云う
自転車日記 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)