トップ
>
『過古』
ふりがな文庫
『
過古
(
かこ
)
』
母親がランプを消して出て来るのを、子供達は父親や祖母と共に、戸外で待っていた。 誰一人の見送りとてない出発であった。最後の夕餉をしたためた食器。最後の時間まで照していたランプ。それらは、それらをもらった八百屋が取りに来る明日の朝まで、空家の …
著者
梶井基次郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「青空」青空社、1926(大正15)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
凍
(
じ
)
過
(
よぎ
)
点
(
とも
)
逃
(
のが
)
賑
(
にぎや
)
染
(
し
)
晩
(
おそ
)
日当
(
ひあたり
)
凹
(
へこ
)
憶
(
おぼ
)
忌
(
いま
)
珈琲
(
コーヒー
)
匍
(
は
)
嗚咽
(
おえつ
)
袂
(
たもと
)
衝
(
つ
)
縞目
(
しまめ
)
紊
(
みだ
)
竦
(
すく
)
瞠
(
みは
)
掴
(
つか
)
燐寸
(
マッチ
)
焔
(
ほのお
)
烟
(
けむり
)
夕餉
(
ゆうげ
)
泪
(
なみだ
)
戦慄
(
せんりつ
)