“紊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みだ94.4%
ほつ2.8%
ミダ2.1%
みだり0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、いろいろな話題を持ち出すのをきっかけに、——礼儀こそみださないが——家長を囲む一家族のように、むつみ合うのが例であった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はげしい格闘が、じきに二人のあいだに初まった。小野田が力づよい手をゆるめたときには、彼女のびんがばらばらにほつれていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
し又、適当な語を知つて居たにしたところで、今はそんな事に、考へをミダされては、ならぬ時だつたのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
演技をなすものみだりに創意する処を示さんとしてその手これに伴はざれば全く取るなきにおわる。
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)