“劇”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はげ85.8%
しばゐ2.0%
はげし2.0%
ひど2.0%
ドラマ2.0%
げき1.5%
しばい1.5%
あわ1.0%
えら0.5%
きつ0.5%
(他:2)1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“劇”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.0%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.1%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
銀子は田舎いなかでしばしば聞いていた通り、一番稼ぎのはげしいのが東京で、体がたまらないということをよく知っていた。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「はゝア——イヤ左様さうしたこともありませう」と篠田はいさゝか怪しむ色さへに見えず、雨戸打つ雪の音又たはげし、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
いつだつたかもあるしばゐの稽古してゐる時、女優の一人にしぐさうしてもフロオマンの気に入らないのがあつた。
しばゐは一人で出来るものでないから、俳優やくしや達の互の呼吸いきが合ふといふ事が何よりも大事である。
人に接してひて語り、強ひて笑ひ、強ひて楽まんなど、あな可煩わづらはしと、例のはげしくちびるみて止まず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
一月十七日なる感はいとはげしく動きて、宮は降頻ふりしきる雪に或言あることばを聴くが如くたたずめり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「また寝そべつたか、困るだなア、われ、余りひど虐使こきつかふでねえか」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
「こりゃひどい!」と眉をひそめて四辺あたりみまわせり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ドラマ」といふ語が、「活動」又は「動作」を意味する語から出てゐるといふ事実は希臘語の知識さへあればわかることです。
演劇一般講話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
しかし、この奇異ふしぎな一団を見れば、誰しも、一場の陰惨なドラマを、頭の中でまとめあげるのであろう。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ぞう、ライオン、とらをはじめ、動物の数が九十八種、曲芸きょくげいの馬が十八頭、曲芸師きょくげいしが三十と六人、げきとダンスの少年少女が二十と八人
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
南洲乃ちげきを觀るに託して、舟をりてげ去れり。
絵双紙屋の店には新版ものがぶらさがる。そぞろあるきの見物はプロマイド屋の店さきにたつ心と、しばいきと、合せて絵画の観賞者でもあるのだ。
それが土地の気受けにかない、神戸における楠公様のしばいである上に、川上の事件は当時の新聞が詳細に記述したので、人気はいやがうえにと添い、入院費用はあまるほど得られた。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
と例の大風呂敷を小腋こわきに抱え、あわてて戸外そとへ飛出したり。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
妻君その様子のあわてたるを笑い「ハイ来ておいでです、モシお登和さん」と振返りて呼びけるにお登和も詮方せんかたなく座敷へ入りしが心にはばかる事ありけん、余所余所よそよそしく大原に黙礼せしのみ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
今度間がああ云ふ目に遭うたから、俺は猶更なほさらえらい目に遭はうと謂うて、心配してくれるんか
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「おや、それは、おきついことはおあんなさらないのでございますか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
又錦の馬せんふさはしきを犬の脊に打かけ、かの美人を乗せて、犬を叱して奔せしむるに、美人はみづから起ちて馬上さまざまなるしぐさを為して神変の技をしめす。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
「ハア、貴嬢あなたにわかに非常なる厭世家におりでしたネ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)