“度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
34.7%
たび32.5%
19.9%
たく4.1%
たんび1.6%
はか1.5%
1.3%
0.9%
たい0.8%
わた0.7%
たき0.5%
たし0.2%
たん0.2%
0.1%
いへで0.1%
さし0.1%
たび/\0.1%
てえ0.1%
のり0.1%
タシ0.1%
0.1%
0.1%
ワタ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その老人も、たしかに何か、私に話しかけたくていたのです。だまって二、三うなずきながら、そのたべものをのみ下して、ひくく言いました。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
みんなは、うしえなくなるまで、そのほう見送みおくっていましたが、二とたのしくあそにはなれませんでした。
引かれていく牛 (新字新仮名) / 小川未明(著)
国民党の脱会者だつたら、思ひ出すたびに、持前の唐辛からしのやうな皮肉を浴びせ掛けるのだが、相手が刀剣かたなであつてはさうも出来ない。
武「なに貴様は余程酒がきだな、わし此処こゝを通るたびに飲んでらん事はないが、貴様は余程よっぽど酒家しゅかだのう」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
突き止めてこの聖者から、世にもまれな幸福の秘訣ひけつを奪い取るか、でなければ、それが偽物であるのを観破して私の夢を安らかにしい。
宝永噴火 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
これでこの物語りはおわっても宜いのですが、最後に最も大きい偶然の出現をお話するために、少しばかり蛇足を添えさして頂きいと思います。
作「おめえあの事を聞いたか、是ハア困ったなア、実は銭がねえで困るから這入へえる真似しただア、だが余り這入へえたくはねえんだ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
よしわらものになつてもわたし貴君あなたわらふていたゞたく今夜こんやのこらずひまする
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さぞ陰ぢや迷惑もしておいでなんだらうに、逢ふたんびに私の身を案じて、いつも優くして下さるのはあだおろかな事ぢやないと
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その声が如何いかにも死んだ人の声に似ている。いつもその天総寺へ遊びに来るたんびに、そう云う風にその人は呼んでいたそうです。
□本居士 (新字新仮名) / 本田親二(著)
で、自分一人室の中央に立上ると、妙に頭から足まで竹山の鋭い眼にはかられる樣な心地がして、疊觸りの惡い自分の足袋の、汚なくなつて穴の明いてるのが恥しく思はれた。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
まして己以外の人間の、利害のちまたに、損失の塵除ちりよけかぶる、つらの厚さは、容易にははかられぬ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
甲「ヘエ、誠にはア、魂消まして、どうかまア止めえといったら止めてはなんねえって叱られた、随分道中を大事に」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
成程なるほど善悪にや二つは無えが、どうせ盗みをするからにや、悪党冥利みやうりにこのくれえな陰徳は積んで置きえとね、まあ、わつちなんぞは思つてゐやすのさ。
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
じいさま、うぞわたくしひとつの御神鏡ごしんきょうさずけていただぞんじます。
ただ一つ永久のおわかれに、わたくしがあのとき呼び得なかった心からのお願いを今、呼ばして頂きうございます。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
私は当時の事を想いいだたびに、人通りの多い十字街よつつじに土下座して、通る人毎に、踏んで、蹴て、唾を吐懸けて貰いたいような心持になる……
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
こうもしてあげたいああもしてやりたいと思いましたが、それも出来ねばせめては心計こころばかり、一日肩を凝らしてようや其彫そのほりをしたも
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かわは長く流れて、向山むこうやまの松風静かにわたところ、天神橋の欄干にもたれて、うとうとと交睫まどろ漢子おのこあり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かれここにおのもおのも天の安の河を中に置きてうけふ時に、天照らす大御神まづ建速須佐の男の命のかせる十拳とつかつるぎを乞ひわたして
筆には毛頭罪なき事であればおゆるしを願いたき趣を訴え出でたるが全く其の方が盗み取ったる金子を是なる筆に遣わしたに相違ないか
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
樂隱居らくいんきよなされたきおのぞみのよし、これしかるべきこと御親類ごしんるいどう御决義ごけつぎ
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
せめてはそばちかくにこゝろぞへをもし、なぐさめにもりてやりたしと、ひとらば可笑をかしかるべきうぬぼれも手傳てつだひて
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「一生の恩に着申す可く候へば、何卒なにとぞ御検脈下されたし」など申し候うて、如何様断り候も、聞き入れ申さず、はては、私宅玄関に泣き伏し、「御医者様の御勤は、人の病をいやす事と存じ候。然るに、私娘大病の儀、御聞き棄てに遊ばさるる条、何とも心得難く候。」など、怨じ候へば
尾形了斎覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
良吉は、油っ濃くでくでくに肥って、抜け上った額が熱い汁を吸うたんびに赤くなって行った。
栄蔵の死 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
私ゃ可哀想かわいそうだからそのたんびにいくらかずつ都合してったよ
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
貧婦帰ってまず布をし始めると、夕まで布尽きず、跡から跡から出続いたので、たちまち大富となった。
悦んで帰宅の途中、布をす事のみ念じて宅へ入る刹那せつな、自家の飼牛がえる、水を欲しいと見える、布を量る前に水を遣らんと水を汲んで桶からふねに移すに、幾時経っても、桶一つの水が尽きず、夥しく出続き家も畠も沈み、牛畜溺死し、村民大いに怒り、かの婦わずかに身を以てのがれたとある。
日本書紀によれば天皇の九年冬十一月「癸未みづのとひつじ、皇后体不予みやまひしたまふ。すなはち皇后のめに誓願こひねがひて、初めて薬師寺をつ。りて一百の僧をいへでせしめたまふ。これに由りて安平たひらぎたまふことを得たり」とある。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
待ってましたと、大忙おおいそぎで下女に布を持ち来らしめ、さしに掛かろうとすると、不思議や小便たちまち催して、忍ぶべうもあらず、これはたまらぬ布がぬれると
の給ふ御聲心耳にひゞくたび/\に、何處の誰れ樣ぞ斯くは優しの御言葉と伏拜む手先ものに觸れて
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
旦那が達者でいらっしゃれば黙って御無心申すのだが、此の通りの始末で、からモウ仕様がねえ、何うかお願いでございますがちっばか小遣こづけえをおもれえ申してえが、何うか些と許り借金をけえして江戸へでもけえりてえ了簡も有るのですが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
まだその頃は女子によし生るとも父の恐れとならざりき、その婚期ときその聘禮おくりものいづれものりえざりければなり 一〇三—一〇五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「村上兵曹桜島ニ転勤ニ付至急谷山本部ニ帰投サレタシ
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
凡隊中所費シヨヒ銭糧センリヤウ 其自営ジエイノ功ニ取ル亦互ニ相分配ブンハイシ 私スル所アル勿レ 若アゲテコトヲヨウタラ 或ハ学料ガクリヤウ欠乏ケツボウイタストキハ隊長建議ケンギシ 出碕シユツキ官ノ給弁キウベン
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)
「狛夫人某と、新羅百済の媛善妙・妙光其他をした」(崇峻三年紀)とあるのは、新しく彼地から来た人々で、菩提寺で得度せしめたものゝことを言ふのである。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
玉劔を受領する時の動作に、「ワタす」と謂つた用語例もある。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)