“度”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
34.3%
たび33.1%
19.6%
たく4.1%
はか1.7%
たんび1.6%
1.3%
1.0%
たい0.7%
わた0.7%
(他:17)1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“度”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)22.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語12.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「はははしかしそんなにもなく笑わなくってもいいさ。少し笑う——適宜てきぎに、——そうするといい心持ちだ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
然し翁はみずから信ずることあつく、子を愛すること深く、神明しんめいに祈り、死を決して其子をす可く努めた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
いわんや一発を送るたびに総軍力を合せてわーと威嚇性いかくせい大音声だいおんじょういだすにおいてをやである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「巴里には何でも有る」とある巴里人が彼に話して笑ったこの大きな都会の享楽の世界へ、連のあるたびに彼も出入りして見た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
会いくば幾度いくたびにてもあえる、又た逢える筈の情縁あらば如斯こんな哀しい情緒おもいは起らぬものである。
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
爺さんが毎年その都に行はれる荒馬あらうまらしの競技場へおかあさんの美丈夫びじょうふを出しくなつたんだ。
秋の夜がたり (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
何か編輯上の手違ひとは存じ候へども、爾来じらいかかる作品は文芸欄へおをさめ下されたく、切望の至りにへず候。
伊東から (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
このけい約書とひきかえに二百円おもらい下されたく、その金で「あ」の字の旦那だんな〔これはわたしの宿の主人です。
温泉だより (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
まして己以外の人間の、利害のちまたに、損失の塵除ちりよけかぶる、つらの厚さは、容易にははかられぬ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
数間の地を測るには尺度にて足るべし、天下の大をはかるには、人造の尺度果して何の用をかせむ。
各人心宮内の秘宮 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
その男はそれからといふもの女房かないと寝るたんびに、以前の放蕩を思ひ出して、一両づつ貯金筒に投げ込んで置いた。
お島はそのたんびに、目に涙をためて溜息ためいきいたが、還るとも還らぬとも決らずに、話がぐずぐずになる事が多かった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
甲「ヘエ、誠にはア、魂消まして、どうかまア止めえといったら止めてはなんねえって叱られた、随分道中を大事に」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
太「なに用はなえだからみな送りえとおめえまして、名残い惜いがさみい時分だから大事にしてねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
じいさま、うぞわたくしひとつの御神鏡ごしんきょうさずけていただぞんじます。
宗「私はお願いがありますが、旦那さまには永々なが/\御厄介に相成りましたが、私は羽生村へ帰りうございます」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
おまへもい事をしたいとおもはないではないが、一生懸命にならないからいけませんよ。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
こうもしてあげたいああもしてやりたいと思いましたが、それも出来ねばせめては心計こころばかり、一日肩を凝らしてようや其彫そのほりをしたも
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かれここにさをを指しわたして、その御船に引き入れて、槁根津日子さをねつひこといふ名を賜ひき。
かわは長く流れて、向山むこうやまの松風静かにわたところ、天神橋の欄干にもたれて、うとうとと交睫まどろ漢子おのこあり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
樂隱居らくいんきよなされたきおのぞみのよし、これしかるべきこと御親類ごしんるいどう御决義ごけつぎ
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
筆には毛頭罪なき事であればおゆるしを願いたき趣を訴え出でたるが全く其の方が盗み取ったる金子を是なる筆に遣わしたに相違ないか
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
せめてはそばちかくにこゝろぞへをもし、なぐさめにもりてやりたしと、ひとらば可笑をかしかるべきうぬぼれも手傳てつだひて
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「一生の恩に着申す可く候へば、何卒なにとぞ御検脈下されたし」など申し候うて、如何様断り候も、聞き入れ申さず、はては、私宅玄関に泣き伏し、「御医者様の御勤は、人の病をいやす事と存じ候。然るに、私娘大病の儀、御聞き棄てに遊ばさるる条、何とも心得難く候。」など、怨じ候へば
尾形了斎覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
良吉は、油っ濃くでくでくに肥って、抜け上った額が熱い汁を吸うたんびに赤くなって行った。
栄蔵の死 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
私ゃ可哀想かわいそうだからそのたんびにいくらかずつ都合してったよ
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
日本書紀によれば天皇の九年冬十一月「癸未みづのとひつじ、皇后体不予みやまひしたまふ。すなはち皇后のめに誓願こひねがひて、初めて薬師寺をつ。りて一百の僧をいへでせしめたまふ。これに由りて安平たひらぎたまふことを得たり」とある。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
貧婦帰ってまず布をし始めると、夕まで布尽きず、跡から跡から出続いたので、たちまち大富となった。
悦んで帰宅の途中、布をす事のみ念じて宅へ入る刹那せつな、自家の飼牛がえる、水を欲しいと見える、布を量る前に水を遣らんと水を汲んで桶からふねに移すに、幾時経っても、桶一つの水が尽きず、夥しく出続き家も畠も沈み、牛畜溺死し、村民大いに怒り、かの婦わずかに身を以てのがれたとある。
待ってましたと、大忙おおいそぎで下女に布を持ち来らしめ、さしに掛かろうとすると、不思議や小便たちまち催して、忍ぶべうもあらず、これはたまらぬ布がぬれると
旦那が達者でいらっしゃれば黙って御無心申すのだが、此の通りの始末で、からモウ仕様がねえ、何うかお願いでございますがちっばか小遣こづけえをおもれえ申してえが、何うか些と許り借金をけえして江戸へでもけえりてえ了簡も有るのですが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
まだその頃は女子によし生るとも父の恐れとならざりき、その婚期ときその聘禮おくりものいづれものりえざりければなり 一〇三—一〇五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「村上兵曹桜島ニ転勤ニ付至急谷山本部ニ帰投サレタシ
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
凡隊中所費シヨヒ銭糧センリヤウ 其自営ジエイノ功ニ取ル亦互ニ相分配ブンハイシ 私スル所アル勿レ 若アゲテコトヲヨウタラ 或ハ学料ガクリヤウ欠乏ケツボウイタストキハ隊長建議ケンギシ 出碕シユツキ官ノ給弁キウベン
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)
「狛夫人某と、新羅百済の媛善妙・妙光其他をした」(崇峻三年紀)とあるのは、新しく彼地から来た人々で、菩提寺で得度せしめたものゝことを言ふのである。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
玉劔を受領する時の動作に、「ワタす」と謂つた用語例もある。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)