“法度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はっと78.6%
はつと11.4%
ハツト4.3%
ほうど2.9%
のり1.4%
さだめ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村では法度はっとまで出してこのしきたりを厳しく守り続けているといいます。地方に見られる日本の風俗として、美しいものの一つです。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
うるすべなど知らざる上にみやこは知らず在方ざいかたでは身の賣買うりかひ法度はつとにて誰にたのまん樣もなく當惑たうわくなして居たりしが十兵衞はたひざ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
だが、其氏神祭りや、祭りの後宴ゴエンに、大勢オホセイ氏人ウヂビトの集ることは、とりわけやかましく言はれて來た、三四年以來の法度ハツトである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
天下の法度ほうどを頼みてその身の安全を保ち、その家の渡世をいたしながら、その頼むところのみを頼みて、己が私欲のためにはまたこれを破る、前後不都合の次第ならずや。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
10 これにわが法度のりを定めかん及び門を設けて、11 いわくここまでは来るべし、ここを越ゆべからず、なんじ高浪たかなみここにとどまるべしと。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
ああ神の智と識の富は深いかな、その法度さだめママ測り難く、その踪跡みちたずね難し。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)