“氏人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ウヂビト60.0%
うぢびと40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、其氏神祭りや、祭りの後宴ゴエンに、大勢オホセイ氏人ウヂビトの集ることは、とりわけやかましく言はれて來た、三四年以來の法度ハツトである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
だが、其氏神祭りや、祭りの後宴ゴエンに、大勢オホゼイ氏人ウヂビトの集ることは、とりわけやかましく言はれて來た、三四年以來の法度ハツトである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
そして、うぢ中最も正系に属する人を氏上うぢのかみと称して尊信し、他を氏人うぢびとと言つたのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
おれはまだ現に、出来るなら、宮廷のお目こぼしを頂いて、石に囲はれた家の中で、家の子どもを集め、氏人うぢびとたちを召しつどへて、弓場ゆばに精励させ、矛ゆけ大刀かきを勉強させようと空想して居る。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)