“氏子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うじこ72.0%
うぢこ28.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
るに見兼みかねてわたくし産土うぶすな神様かみさまに、氏子うじこ一人ひとりんな事情ことになってりますから、うぞしかるべく……と、おねがいしてやりました。
もとは年越としこしその他の定例の祭りにも、氏子うじこが集まってこの総の声、またはエイエイ祝詞をあげるおやしろがあったそうである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
念の爲に下谷へ引返して、徳藏稻荷の氏子うぢこ總代——和泉屋といふ町内の酒屋の主人に逢つて訊いてみると、思ひも寄らぬ新事實があがりました。
當日たうじつしろ狩衣かりぎぬ神官しんくわんひとり氏子うぢこ總代そうだいといふのが四五にんきまりの惡相わるさう容子ようすあとつい馬場先ばゞさきすゝんでつた。一にん農具のうぐつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)