“うじこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
氏子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きのうのおまつりに、氏子うじこがあげた物であろう。三方さんぽうの上に、うずたかく、大げさにいえば、富士ふじの山ほどんであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その氏神を持つ町内の氏子うじこの男女たちは、もう一ケ月も前からそろいの衣裳いしょうやその趣向の準備について夢中である。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
月のついたちには、太鼓が鳴って人を寄せ、神官が来て祝詞のりとを上げ、氏子うじこの神々達が拝殿に寄って、メチールアルコールの沢山たくさんはいった神酒を聞召し、酔って紅くなり給う。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)