“入”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
52.6%
はい25.1%
はひ5.9%
いり3.4%
いれ2.8%
へえ2.7%
いら1.7%
0.8%
いる0.5%
0.5%
(他:51)4.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“入”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)57.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語20.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
自分は湯にりながら、嫂が今日に限ってなんでまた丸髷まるまげなんて仰山ぎょうさんな頭にうのだろうと思った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
普通と云うと結構なようだが、普通のきょく平凡の堂にのぼり、庸俗の室にったのはむしろ憫然びんぜんの至りだ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そっと御堂おどうなかはいってみますと、お二人ふたりはまくらをならべたまま、それはそれはやすらかに
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
庄吉は何と弁解しても許されなかった。そしてその晩御飯も食べさせられないで、しくしく泣きながら冷たい床の中にはいった。
少年の死 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
なさけで、ゑず、こゞえず、しか安心あんしんして寢床ねどこはひることが出來できた。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
絵葉書屋へはひると奥まつた薄暗い一室ひとまへ客を連れ込んで極端な怪しい写真を売附けようとするので驚いて逃げ出した。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
まあ、いりかわりたちかわり、十日ばかり続いて、三人四人ずつ参りましたが、この頃は、ばったり来なくなりましたんです。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まれに祐筆などより立身して小姓組にいりたる例もなきに非ざれども、治世ちせい二百五十年の間、三、五名に過ぎず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
其様そんな貴方あなた劇剤げきざい分度外ぶんどぐわいにおいれになりましてはえらことになりませう。
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
……衣裳いしょう袖口そでぐちは上着下着ともに松葉色の様なる御納戸の繻子しゅすを付け仕立も念をいれて申分なく
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
「ぶく/\やりたけりやへえつたはうがえゝや」船頭せんどうはそつけなくいつておもむろにさをてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
甚「ナニ、油紙がある、そりゃア模様物や友禅ゆうぜんの染物がへえってるから雨が掛ってもいゝ様に手当がしてあるんだ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
奉「いらっしゃいまし、此方こちらへおあがりなすって何うか、旦那小田原町のお家主金兵衞さんが入っしゃいました」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
多分いらッしゃるだろうと思ッて居ました何でもバチグノールの老人を殺した藻西とか云う罪人にお逢いなさるのでしょうね目
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
中には身にみて感ずる句さへありしかば、ただその句、その書を面白しと思ふのみならず、俳句といふ者を面白しとまで思ひなりぬ。
俳句の初歩 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
三島神社にもうでて昔し千句の連歌ありしことなど思い出だせば有り難さ身にみて神殿の前にひざまずきしばし祈念をぞこらしける。
旅の旅の旅 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
第五、上士族の内にも小禄の貧者なきに非ざれども、がいしてこれを見れば、その活計はいるに心配なくして、ただいずるの一部に心をもちうるのみ。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そしているまで、あたり次第しだいなんでも御座ござれ、其日そのひるだけのこと一心不亂いつしんふらんなければならぬ。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「病院というほどの病院じゃないが、診察所の二階がいてるもんだから、そこへいる事もできるようになってるんだ」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ぼくはおきぬなしをむいて、ぼくひとりいつてる浴室よくしつに、そつともつれたことをおも
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
男「へい、そうですか、そんならお前さんのところの娘にちがえねえのだね、おいおっかア、こっちへんねえな」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
行々子よしきり土用どようえつたてえに、ぴつたりしつちやつたな」と呶鳴どなつたものがあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
従って淡路守の寵愛もひとしおで、掌中の珠と言おうか、かんざしの花と言おうか、言葉も形容も絶した扱い振りです。
文句はプツリと切れて居りますが、それけに凄味はしおで、千種十次郎も何んとなく背筋に冷たいものの走るのを感じます。
笑う悪魔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
けだし、以上に申し述べました、六根と六境とが、いわゆる「十二処」といわれるものですが、これをまた「十二にゅう」ともいっています。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
通されたのは十畳位の室で、そこには大きなひくい机を横にしてこちらへ向直むきなおっていた四十ばかりの日にけてあかい顔の丈夫そうなズクにゅう
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
權「之れを寄せると又此方へ寄るだ、懐へこれをれると格好がいと、お千代が云いましたが、何にもへいっては居ません」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
伴「うたぐるなら明日あしたの晩手前てめえが出て挨拶をしろ、おれ真平まっぴらだ、戸棚にへいって隠れていらア」
五月雨に麦は落穂も取りずて染色しみいろくろし土にかへらむ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
朝草は朝に刈り干し夕草は夕べに刈りすべな会ひけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
本当に顔をあからめて如何どうあっても是非をわかってしまわなければならぬと云ういった議論をしたことは決してない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
呉服店ごふくや反物たんものなんど云う念のいった事ではない
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「幾価だか。可い加減で可いでしょう。それから母上さんにもおいでなさいって」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ついぞ居まわりで見た事もない、大した官員様のおいでですし、それに不意だし、また近常さんは目が近くって、耳が遠くっていなすったそうですからね、継はぎさ、――もう御新造ごしんさんはとうに亡くなって、子一人
「今日は」と云って、横の男に頭を下げた。顔が何かで染ったように、油じみて、黒かった。「仲間されて貰えます」
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
此處こゝからぢやあつちのはうのそれつてべえ仕切しきつてすつちんだから、其處そこれてえとおもつて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「錢形の親分、――飛んだ骨を折らせるが、さがし出せるものなら、何とかして無事な顏が見たい。子供は多勢あるが、あれは總領で、生れて直ぐ母親に死別れただけに不愍ふびんも一としほだ、――金づくで濟むことなら、――」
至極の評判ぢや。綺麗で悧巧で、人に可愛がられる。ことに若君樣の思召おぼしめしは一としほぢや。召使には違ひないし、至つて下賤げせんの生れだから、急のことにはむづかしいが、いづれ假親でも立てて、若君樣の嫁御寮にもといふ話もあつたくらゐだ――いや、これは内證だ。
幾干いくらはいってるものかね。ほんとに一片何銭にくだろう。まるでおかね涼炉しちりんで燃しているようなものサ。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
れが例の英吉利イギリスの軍艦のいかりが薩摩の手にはいった由来である。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
アア、サウデスカ? ワタシハ玉子ハリマセン。――春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
サンズレバ春風シユンプウリテ洛城ラクジヤウツ……
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
運‐輸ウンユ 射‐利シヤリ 開‐柘カイセキ 投‐機トウキ 本藩ノ応援ヲウエンヲ為スヲ以テ主トス 今後コンゴ自他ジタニ論ナク其志ニシタガウエランイル
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)
慈母、日輪懐中ニイルヲ夢ム。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
律師りしせきいつ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
ひややかすさまじ朝寒あささむ夜寒よさむ坐寒そぞろさむ漸寒ややさむ肌寒はださむしむ
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「まだ其處そこつくるけえしちや大變たえへんだぞ、戸棚とだなへでもえてけ」勘次かんじ注意ちういした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ぢいげおちやえべえ」おつぎはつて茶碗ちやわんあらつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「よきげこれてやつぺか、砂糖さたうでもせえたら佳味うまかつぺな」獨語ひとりごとのやうにいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
これへもみづせえかなくつちやなんめえな」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
めえとこ居先みせさきで話をしていると、父さまがはえぐち駄荷だにい置いて気の利かねえ馬方むまかただって、突転つッころばして打転ぶっころばされたが、中々強い人で
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
『ヤア、これはめづらしいところで』と景氣けいきよくこゑをかけてはひつものがある。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
入口いりくちそと軒下のきした橢圓形だゑんけい据風呂すゑぶろがあつて十二三の少年せうねんはひつるのが最初さいしよ自分じぶん注意ちゆういいた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
明治廿二年のくだりに、宝泉寺え泥ぼうはひり、伝右衛門下男げなんもちて表よりゆく
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
東京の法科大学をいで三井物産みつゐぶつさんはりり、今は独立の商売人なり。
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
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