“入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
52.5%
はい25.1%
はひ5.9%
いり3.8%
へえ2.9%
いれ2.5%
いら1.8%
0.7%
へい0.5%
0.5%
いる0.5%
しお0.4%
0.4%
にゅう0.3%
0.2%
いっ0.1%
はいっ0.1%
いで0.1%
0.1%
しほ0.1%
はえ0.1%
0.1%
イル0.1%
0.1%
ひえ0.1%
せえ0.1%
はひつ0.1%
0.1%
いつ0.1%
しむ0.1%
はひり0.1%
はり0.1%
ばいり0.1%
ぺえ0.1%
イリ0.1%
0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一ツあの牡丹餅ぼたもちを引き出して、かへるいきたのをれておいたら小僧こぞうかへつておどろくだらうと
日本の小僧 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
その物覚ものおぼえのわる子供こどもに、かなだらいにみずれてそれをたせてそとたせることにしました。
教師と子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
どこからともなく、じい子供こども二人ふたり乞食こじきが、あるきたほうみなとまちはいってきました。
黒い旗物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかたがありませんから、その中にはいって、あめやみになるのをっているうちに、いつかはとっぷりくれてしまいました。
瘤とり (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
野路のみち朝風あさかぜあしかるく、さつ/\とぎて、瓜井戸うりゐど宿やどはひつたのが、まだしら/″\あけで。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ことぼくはひつたころ粗末そまつ平屋ひらやで、教室けうしつかずよついつゝしかかつたのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
美術学校にもこの騒ぎにまぎれて、あらたいりし巨勢がゆくへ知れぬを、心に掛くるものなかりしが、エキステル一人は友の上を気づかひゐたり。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
——のきはなけます、といりかはりちかはる、二三日前にさんにちまへから、もう町内ちやうない親類しんるゐづきあひ。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
道理こそ、いまし方天幕へ戻って来た時に、段々塗の旗竿はたざおを、北極探検の浦島といった形で持っていて、かたりと立掛けてへえんなすった。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「奴らはたった今ここにいたんだ、——俺がへえろうとした時に戸に閂をさしていやがったんだ。おい、みんな、散らばって、奴らを見つけ出せ。」
其傍になまぐさき血のほとばしりかゝれる痕をみたりと言へば、水にて殺せしにあらで、石に撃つけてのちに水にいれたりとおぼえたり。
鬼心非鬼心:(実聞) (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
自分じぶんもかくかせめられて、おな姿すがた泥濘ぬかるみなかかれて、ごくいれられはせぬかと
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「坊樣、さア此處へいらつしやい」と女は言つて坐布團をてすりの下に運び、夏橙なつだい/\其他そのほかの果物菓子などを僕にすゝめた。
少年の悲哀 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「ぢや、私のうちへでも來てゐればいゝのに。話の結末がつくまで當分此家ここへでも來ていらつしやいな。さうしてゐちや惡いのか知らん。」
孫だち (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
三島神社にもうでて昔し千句の連歌ありしことなど思い出だせば有り難さ身にみて神殿の前にひざまずきしばし祈念をぞこらしける。
旅の旅の旅 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
私は古い大きな壺を一つ床の間の隅に置いています。いつも置いているのでありますが、その素焼のよごれた壺は、五月雨の降る暗い日などことに心にみて眺められます。
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
おれは追剥おいはぎをするのじゃアねえけれども、この頃では盗人ぬすびと仲間へへいった身の上だ、斯う成ったのも実はと云うと、汝兄弟のお蔭なんだ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「エエ、ごみへいった……」と背中へ手を突っこみながらふりかえってみると、むしろをかぶせた四角い荷物。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぼくはおきぬなしをむいて、ぼくひとりいつてる浴室よくしつに、そつともつれたことをおも
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
助「馬喰町ばくろちょうにも知った者は有るが、うちを忘れたから、春見様が丁度彼所あすこに宿屋を出して居るから、今着いて荷を預けて湯にいりに来た」
第五、上士族の内にも小禄の貧者なきに非ざれども、がいしてこれを見れば、その活計はいるに心配なくして、ただいずるの一部に心をもちうるのみ。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そしているまで、あたり次第しだいなんでも御座ござれ、其日そのひるだけのこと一心不亂いつしんふらんなければならぬ。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
文句はプツリと切れて居りますが、それけに凄味はしおで、千種十次郎も何んとなく背筋に冷たいものの走るのを感じます。
笑う悪魔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
川上の荘の口碑こうひを集めたある書物によると、南朝の遺臣等は一時北朝方の襲撃しゅうげきおそれて、今の大台ヶ原山のふもとしおから
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
売るものが留守るすろうはずは無し、どうしているか知らねえが、それでも帰るに若干銭なにがしつかんでうちえるならまだしもというところを
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
男「へい、そうですか、そんならお前さんのところの娘にちがえねえのだね、おいおっかア、こっちへんねえな」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
けだし、以上に申し述べました、六根と六境とが、いわゆる「十二処」といわれるものですが、これをまた「十二にゅう」ともいっています。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
通されたのは十畳位の室で、そこには大きなひくい机を横にしてこちらへ向直むきなおっていた四十ばかりの日にけてあかい顔の丈夫そうなズクにゅう
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
五月雨に麦は落穂も取りずて染色しみいろくろし土にかへらむ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
朝草は朝に刈り干し夕草は夕べに刈りすべな会ひけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
本当に顔をあからめて如何どうあっても是非をわかってしまわなければならぬと云ういった議論をしたことは決してない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
(三)なるほど此奴こいつわ恐れいった。
三角と四角 (その他) / 巌谷小波(著)
幾干いくらはいってるものかね。ほんとに一片何銭にくだろう。まるでおかね涼炉しちりんで燃しているようなものサ。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
れが例の英吉利イギリスの軍艦のいかりが薩摩の手にはいった由来である。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「幾価だか。可い加減で可いでしょう。それから母上さんにもおいでなさいって」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ついぞ居まわりで見た事もない、大した官員様のおいでですし、それに不意だし、また近常さんは目が近くって、耳が遠くっていなすったそうですからね、継はぎさ、——もう御新造ごしんさんはとうに亡くなって、子一人
此處こゝからぢやあつちのはうのそれつてべえ仕切しきつてすつちんだから、其處そこれてえとおもつて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「今日は」と云って、横の男に頭を下げた。顔が何かで染ったように、油じみて、黒かった。「仲間されて貰えます」
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
「錢形の親分、——飛んだ骨を折らせるが、さがし出せるものなら、何とかして無事な顏が見たい。子供は多勢あるが、あれは總領で、生れて直ぐ母親に死別れただけに不愍ふびんも一としほだ、——金づくで濟むことなら、——」
至極の評判ぢや。綺麗で悧巧で、人に可愛がられる。ことに若君樣の思召おぼしめしは一としほぢや。召使には違ひないし、至つて下賤げせんの生れだから、急のことにはむづかしいが、いづれ假親でも立てて、若君樣の嫁御寮にもといふ話もあつたくらゐだ——いや、これは内證だ。
「兄さんの耳へはえるわけは、なえじゃないか。近郷切ってのお大尽だいじん様で、立っとるんだもん。兄さんの耳へ入れる奴がどこにある?」
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)
めえとこ居先みせさきで話をしていると、父さまがはえぐち駄荷だにい置いて気の利かねえ馬方むまかただって、突転つッころばして打転ぶっころばされたが、中々強い人で
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
アア、サウデスカ? ワタシハ玉子ハリマセン。——春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
サンズレバ春風シユンプウリテ洛城ラクジヤウツ……
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
運‐輸ウンユ 射‐利シヤリ 開‐柘カイセキ 投‐機トウキ 本藩ノ応援ヲウエンヲ為スヲ以テ主トス 今後コンゴ自他ジタニ論ナク其志ニシタガウエランイル
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)
慈母、日輪懐中ニイルヲ夢ム。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まだ其處そこつくるけえしちや大變たえへんだぞ、戸棚とだなへでもえてけ」勘次かんじ注意ちういした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「おとつゝあ、どうせ茶漬茶碗ちやづけぢやわんつから茶碗ちやわんつてそれさ水飴みづあめえてなはしばつてう、さうすつとえゝや」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
早「ねぶったかね/\、お客さん眠ったかえ……居ねえか……約束だから来ただ、かやの中へひえってもいかえひえるよ、入っても宜いかえ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わしア此の床の中へひえって頭から掻巻けえまきかぶって、ウフヽヽつくなんでると、女子おなごは知んねえからこけえ来る、中へおひえんなさいましと云ったところで
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「よきげこれてやつぺか、砂糖さたうでもせえたら佳味うまかつぺな」獨語ひとりごとのやうにいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
これへもみづせえかなくつちやなんめえな」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
『ヤア、これはめづらしいところで』と景氣けいきよくこゑをかけてはひつものがある。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
入口いりくちそと軒下のきした橢圓形だゑんけい据風呂すゑぶろがあつて十二三の少年せうねんはひつるのが最初さいしよ自分じぶん注意ちゆういいた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
つひ伊太利イタリーり、往昔むかしから美術國びじゆつこく光譽ほまれたか
わたくしはツトすゝ
律師りしせきいつ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
ひややかすさまじ朝寒あささむ夜寒よさむ坐寒そぞろさむ漸寒ややさむ肌寒はださむしむ
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
明治廿二年のくだりに、宝泉寺え泥ぼうはひり、伝右衛門下男げなんもちて表よりゆく
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
東京の法科大学をいで三井物産みつゐぶつさんはりり、今は独立の商売人なり。
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
神田の兄哥あにい、深川の親方が本郷へ来て旅籠を取るすうではないから、家業はそれっきりである上に、俳優狂やくしゃぐるいを始めて茶屋小屋ばいりをする、角力取すもうとり
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ヘーン、帰らなかったって? そいつは奇態きたいだ。わしは、十六年というもの、ここの案内人をやってるだが、道にまよって出られなくなったなんて、聞いたこともねえでがす。あの少年たち、元気にまかせて、ふかぺえりしたんじゃあんめえかな。」じいさんは腕組みをして、小首をかたむけました。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
一、会館ハ辰半タツハンイリ未刻ヒツジノコク退シリゾベシ
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ンヤデヤなア、ユギゲデセエ、ニシゴト日當ひあダりの屋根ヤネサ干すエネればタコエそがしグテ、オド晝間シルマまでタコ掻廻カマして、それガラ田畔タノクロサあがテせ、ママば、サゲ藥鑵ヤガンコれダノゴト二人でナガよグむアネ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)