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へい
ふりがな文庫
“
入
(
へい
)” の例文
理不尽
(
りふじん
)
に
阿魔女
(
あまっちょ
)
が女房のいる所へどか/\
入
(
へい
)
って来て話なんぞをしやアがって、もし
刃物三昧
(
はものざんまい
)
でもする
了簡
(
りょうけん
)
なら私はたゞは置かないよ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「エエ、
塵
(
ごみ
)
が
入
(
へい
)
った……」と背中へ手を突っこみながらふりかえってみると、
蓆
(
むしろ
)
をかぶせた四角い荷物。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女の身体というものは、へえ油断がならねえ。あれで血の道でも起ってからに、
万一
(
もしも
)
の事が有って見ろ。これが
巡査
(
おまわり
)
さんの耳へ
入
(
へい
)
ったものならお前はまあどうする気だぞい——
痴児
(
たわけ
)
め。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
權「之れを寄せると又此方へ寄るだ、懐へこれを
納
(
い
)
れると格好が
宜
(
い
)
いと、お千代が云いましたが、何にも
入
(
へい
)
っては居ません」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それを引揚げて置いて、毎晩
私
(
わし
)
が鼻緒をたって、ギュウッと
真中
(
まんなか
)
を締めて置いた、それに水の中へ
入
(
へい
)
ったんだから
先
(
せん
)
より丈夫になって居りやす
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
私
(
わし
)
中々そうはさせねえな、着物が
私
(
わし
)
が身に付こうとすると、飛んでもねえ着物だと云って
寄付
(
よせつ
)
けず、又旨い物だって
己
(
おら
)
ア口へ
入
(
へい
)
ろうとしても
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
新町河原
(
しんまちがわら
)
の
傍
(
わき
)
で
欺
(
だま
)
し
討
(
うち
)
に渡邊様の子を殺して逃げたというんだが、大騒ぎよ、八州が八方へ手配りをしたが、
山越
(
やまごし
)
をして甲府へ
入
(
へい
)
ったという噂で
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
へえ
立前
(
たちめえ
)
は戴きます、ま
此方
(
こっち
)
へお
上
(
あが
)
んなすって、なに
其処
(
そこ
)
を締めろぴったり締めて置け、砂が
入
(
へい
)
っていかねえから……えゝゝ風が
入
(
へい
)
りますから
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
帰りに水戸様
前
(
めえ
)
の砂利の中へ
入
(
へい
)
るもんだから草鞋も
忽
(
たちま
)
ちぶっ切れて、日に二足位は
入
(
い
)
って誠に
冗
(
むだ
)
だアから、
私
(
わし
)
思うに
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この頃では
盗人
(
ぬすびと
)
仲間へ
入
(
へい
)
った身の上だ、斯う成ったのも実はと云うと、汝兄弟のお蔭なんだ、さア金を出せえ
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
伴「
疑
(
うたぐ
)
るなら
明日
(
あした
)
の晩
手前
(
てめえ
)
が出て挨拶をしろ、
己
(
おれ
)
は
真平
(
まっぴら
)
だ、戸棚に
入
(
へい
)
って隠れていらア」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
又「五十円の金が
入
(
へい
)
ったから、
直
(
すぐ
)
に帰ろう、えゝ寒かった、一緒に
往
(
ゆ
)
こう」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
伴「
手前
(
てめえ
)
先へ
入
(
へい
)
れ、手前はこゝの内の勝手をよく知っているじゃアねえか」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
國「
勿体
(
もってえ
)
ねえことをお云いなさる、
此間
(
こないだ
)
親父の墓場へ往って石塔へ向って、業平橋の旦那のお蔭でお
前
(
めえ
)
の下へ
入
(
へい
)
れるようになったよと云ったが、親父も草葉の蔭で安心しましたろうと思いますのさ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
森「旦那、うっかり
入
(
へい
)
っちゃアいけませんよ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“入”を含む語句
這入
出入
入来
入用
入交
入替
収入
嫁入
入込
入牢
入費
混入
絶入
恐入
被入
侵入
御入来
入口
煙草入
押入
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