“山越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまごし48.1%
やまごえ37.0%
やまご14.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇之さん、水のある処へ来ると茶があらア、向うにそまだか何だか居るようだぜ、申し少々お願い申しますがね、私共は日光から山越やまごし
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
滝見屋たきみやというところで、はらをこしらえ、弁当を用意し、先達せんだつを雇っていよいよ出発したが、この山越やまごえは僕には非常に難儀なものであった。
遍路 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
十時じふじ出發しゆつぱつどう五十五分ごじふごふん電鐵でんてつにて小田原をだはらかへり、腕車わんしややとうて熱海あたみむかふ、みち山越やまご七里しちりなり。
熱海の春 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)