遍路へんろ
那智には勝浦から馬車に乗って行った。昇り口のところに著いたときに豪雨が降って来たので、そこでしばらく休み、すっかり雨装束に準備して滝の方へ上って行った。滝は華厳よりも規模は小さいが、思ったよりも好かった。石畳の道をのぼって行くと僕は息切れが …
作品に特徴的な語句
つけ がん 現世げんぜ 此方こっち らく こまか かす 生活せいかつ 一夜いちや 深山しんざん 末世まっせ はら かな 平家へいけ 山越やまごえ 居処きょしょ 宿しゅく 身空みぞら 奈何いか はるか くわ 清盛きよもり 遍歴へんれき 笹藪ささやぶ 遍路へんろ 石畳いしだたみ ひとみ 那智なち さかん 酔興すいきょう 遁世とんせい 逡巡しゅんじゅん 艱難かんなん 苦行くぎょう 茣蓙ござ 草臥くたび 草鞋わらじ 華厳けごん 足袋たび 諏訪すわ 一山ひとやま 丁寧ていねい 不定ふじょう 信濃しなの 先達せんだつ 光明こうみょう 勝浦かつうら 合羽かっぱ くに やつ 小口こぐち めぐ かす 幽谷ゆうこく しか 得手えて 息切いきぎ わずら あわ 揚句あげく 旅人たびびと 暫時ざんじ 本宮ほんぐう 此処ここ ほとん あふ 火難かなん 為事しごと
題名が同じ作品
遍路 (新字旧仮名)斎藤茂吉 (著)