『遍路』
那智には勝浦から馬車に乗って行った。昇り口のところに著いたときに豪雨が降って来たので、そこでしばらく休み、すっかり雨装束に準備して滝の方へ上って行った。滝は華厳よりも規模は小さいが、思ったよりも好かった。石畳の道をのぼって行くと僕は息切れが …
著者 | 斎藤茂吉 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
初出 | 「時事新報」1928(昭和3)年2月10日~13日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約6分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約10分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
著
眼
現世
此方
楽
細
霞
生活
一夜
深山
末世
腹
敵
平家
山越
居処
宿
身空
奈何
遥
精
清盛
遍歴
笹藪
遍路
石畳
遭
瞳
那智
直
盛
酔興
遁世
逡巡
艱難
苦行
茣蓙
草臥
草鞋
華厳
著
足袋
褒
要
諏訪
謂
強
一山
丁寧
不定
信濃
先達
光明
利
勝浦
合羽
国
奴
小口
巡
幽
幽谷
然
得手
息切
患
慌
懸
揚句
旅人
明
暫時
本宮
此処
殆
溢
火難
為事
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