“現世”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
このよ28.6%
うつしよ22.9%
げんぜ22.9%
げんせ20.0%
うつつよ1.4%
おつつよ1.4%
げんせい1.4%
ウツシヨ1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“現世”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > プロヴァンス文学100.0%
文学 > 英米文学 > 詩85.7%
文学 > イタリア文学 > 詩57.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
なにやらあまり唐突とうとつ……現世このよ来世あのよとの連絡つながりすこしもわからないので
この我がおしえおぼえて決してそむくことなかれとねんごろにいましめ諭して現世このよりければ
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
さらば彼洞窟は幽魂の往來ゆききするところにして、我は一たび其境に陷り、聖母マドンナの惠によりて又現世うつしよに歸りしにや。
一目見て、幼い織次はこの現世うつしよにない姿を見ながら、驚きもせず、しかし、とぼんとして小さく立った。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
我をして心を天堂に置かしむる淑女、さちなき人間の現世げんぜを難じつゝその眞状まことのさまをあらはしゝ時 一—三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
閼伽あか香華こうげの供養をば、その妻女一人につかさどらしめつゝ、ひたすらに現世げんぜの安穏、後生の善所を祈願し侍り。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それがいささかなりとも、現世げんせ方々かたがた研究けんきゅう資料たしともなればとねんじてります。
もとより肉体にくたいはないのですから、現世げんせるような、斎戒沐浴さいかいもくよくいたしませぬ。
してその時に自分は稚児おさなご現世うつつよならぬ薄青い夢の世の熱い夏の真昼頃、なんでも広い広い桑畑でただ独り、そのうちをさまよいながら、蜻蛉を取っている姿のありありとして見られたのである。
自然そのままのけがれのない清純な女性の形象かたちをとってこの現世おつつよに存在している、いわばそれは若竹の精霊だ。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
産児制限論者は勿論、現世げんせいの人々はかういふ言葉に微笑しないわけにはゆかないであらう。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
現世げんせいは実に大川おほかはさへ刻々に工業化してゐるのである。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
幽世カクリヨに入るとも、吾は 現世ウツシヨに在るとひとしく 歌をよむのみ
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)