“裡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うち84.2%
なか9.1%
5.0%
うら1.6%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予は信ず、人の衷心、聖の聖なるうちに、神性ありて、これのみく宇宙間に秘める神霊を認識し、これを悟覚するを得るものなりと。
我が教育の欠陥 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
紫玉は我知らず衣紋えもんしまった。……となえかたは相応そぐわぬにもせよ、へたな山水画のなかの隠者めいた老人までが、確か自分を知っている。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして平和に、事をきめたい考えであることが分った。が、このとき火星人たちは、何思ったものか、急に密林から姿を現わした。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
『そういうお前は、言葉のうらで、良人のおれが、こうして無策むさくな顔しているのを冷笑わらっているのであろうが』
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宮殿、一祖廟ソビョウヲ建テ、号シテ家鬼トウヤマイ、四時牛馬ヲコロシテ、之ヲ祭ルヲ卜鬼ボッキト名ヅケ、年々外国人ヲ捕エテイケニエニソナウ。採生サイセイの類略〻ホボカクノ如シ。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)