“心裡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんり85.7%
こころ7.1%
こゝろ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我は心裡しんりにヱネチアの歴史を繰り返して、そのいにしへの富、古の繁華、古の獨立、古の權勢乃至ないし大海にめあはすといふ古の大統領ドオジエの事を思ひぬ。
秋元の年代記へ特書せねばならぬほどの不思議に、女房は心裡こころでます/\疑って居たが、饒舌しゃべるを以て達弁とする隣室の五島に比べれば、口数は三分一にも足らぬが
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
勘次かんじ内儀かみさんの心裡こゝろ伏在ふくざいして何物なにものかをもとめるやうな態度たいどでいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)