“何物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なにもの60.0%
なんに24.4%
なに13.3%
エブリー・シング2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本にほんいま藝術上げいじゆつじやう革命期かくめいきさいして、思想界しさうかい非常ひぜう興奮こうふんしてる。古今東西ここんとうざい思想しさう綜合そうがふして何物なにものあたらしいものつくらうとしてる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
他の二人も心得て、何処をあてともなしにドンドン鉄砲を撃つこと二三発、それから再び釜を覗いて見るとモウ何物なんにも見えない。
雪国のクリスマス——雪国の測候所——と言っただけでも、すでに何物なにか君の想像を動かすものがあるであろう。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
従って社会主義はほとんど何物エブリー・シングをも意味すとさえ称せられつつあるが——そは経済組織の基本として国家の存在を認めず、もっぱら労働者階級の利益を主眼として世界主義を奉じ
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)