三島霜川（みしまそうせん）

1876.07.30 〜 1934.03.07

“三島霜川”に特徴的な語句

他（ひと） 此（か） 都（すべ） 奈何（いか） 謂（い） 嫌（いや） 何（ど） 可（い） 不圖（ふと） 豈夫（まさか） 解（わか） 冷（ひやゝか） 好（い） 了（しま） 耐（たま） 何處（どこ） 何時（いつ） 其（それ） 然（さ） 加之（それに） 家（うち） 些（ちつ） 雖然（けれども） 故（せい） 恰（まる） 微（かすか） 少時（しばらく） 好（よ） 併（しか） 確（たしか） 獨（ひとり） 熟（じつ） 其樣（そん） 心地（こゝち） 爲方（しかた） 點（とこ） 煌（きらめ） 何方（どつち） 何樣（どん） 何（な） 剡（こ） 言（ことば） 其（そ） 兩人（ふたり） 燥（いら） 甚（ひど） 眞（ほ） 冷（ひや） 充（みた） 而（す）

著者としての作品一覧

青い顔（旧字旧仮名）
読書目安時間：約16分
古谷俊男は、椽側に据ゑてある長椅子に長くなツて、兩の腕で頭を抱へながら熟と瞳を据ゑて考込むでゐた。體のあいた日曜ではあるが、今日のやうに降ツては何うすることも出來ぬ。好な讀書にも飽 …

解剖室（旧字旧仮名）
読書目安時間：約33分
これ、解剖學者に取ツては、一箇神聖なる物體である、今日解剖臺に据ゑられて、所謂學術研究の材となる屍體は、美しい少女の夫であツた。此樣なことといふものは、妙に疾く夫から夫へとパツとす …

虚弱（旧字旧仮名）
読書目安時間：約8分
友と二人でブラリと家を出た。固より何處へ行かうといふ、的もないのだが、話にも厭きが來たので、所在なさに散歩と出掛けたのであツた。 入梅になッてからは毎日の雨降、其が辛と昨日霽ツて、 …

自伝（旧字旧仮名）
読書目安時間：約9分
幼い時から、小説類を讀むことが好きで、十二三の頃から古いものでは水滸傳だとか三國志だとか、新らしいものでは涙香の飜譯物や、南翠の作を好んで讀んだ。無論、其時分は文學なるものゝ意味が …

水郷（旧字旧仮名）
読書目安時間：約13分
水の郷と謂はれた位の土地であるから、實に川の多い村であツた。川と謂ツても、小川であツたが、自分の生れた村は、背戸と謂はず、横手と謂はず、縱に横に幾筋となく小川が流れてゐて、恰ど碁盤 …

平民の娘（旧字旧仮名）
読書目安時間：約1時間7分
此の日も周三は、畫架に向ツて、何やらボンヤリ考込むでゐた。モデルに使ツてゐる彼の所謂『平民の娘』は、小一時間も前に歸ツて行ツたといふに、周三は尚だ畫架の前を動かずに考へてゐる。何を …

昔の女（旧字旧仮名）
読書目安時間：約25分
埃深い北向の家である。低い木ッ葉屋根の二軒長屋で、子供の多い老巡査が住み荒して行ッた後だ。四畳半と三畳と並んで、其に椽が付いて南に向ッてゐる。で日は家中に射込むて都て露出し……薄暗 …

“三島霜川”について

三島 霜川（みしま そうせん、1876年7月30日 - 1934年3月7日）は、日本の作家、演劇評論家。
(出典:Wikipedia)