“家”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うち58.2%
13.6%
いえ13.2%
いへ5.5%
2.3%
1.9%
1.0%
とこ0.9%
ウチ0.6%
0.5%
(他:51)2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“家”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)88.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語36.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
現に僕のうちの女中などは逆まに舟の映ったのを見、「この間の新聞に出ていた写真とそっくりですよ。」などと感心していた。
蜃気楼 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
内弟子に参って惣領そうりょう新五郎しんごろうと云う者をうちへ呼寄せて、病人の撫擦なでさすりをさせたり
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かれは、日常にちじょう役場やくばまったり、自分じぶんやぶかえったりしていました。
万の死 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「六条? よし。――六条かこのかどっちかにいるのだな。刻限が遅れたら迎えをよこすぞ。よもや卑怯な振舞はなかろうが」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は坂井のいえそばに立って、むこうに知れずに、ひとうかがうような便利な場所はあるまいかと考えた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
丁度ちょうどなつのことでございましたから、小供こどもほとんどいえ内部なかるようなことはなく
たとへ偶然ぐうぜんとはいへ、このはなじま漂着へうちやくして、大佐たいさいへ
勘次かんじはひつそりとしたいへのなかにすぐ蒲團ふとんへくるまつてるおしな姿すがたた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それにまた、ジャン・ヴァルジャンは隠れをよく選んでいた。彼はほとんど欠くるところなき安全さでそこにいることができた。
が、むべき岩窟がんくつを、かつ女賊ぢよぞくかくであつたとふのはをしい。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
今度こんど良吉りょうきちの一してきたところは、ある金持かねもちのいえとなりでありました。
星の世界から (新字新仮名) / 小川未明(著)
おくさまは、この一は、子供こどもがたくさんで、平常ふだんからこまっているのをよくっていました。
奥さまと女乞食 (新字新仮名) / 小川未明(著)
これからも一生、野中だ、山本家だ、と互いに意地を張りとおして、そうして、どういう事になるのかな? 僕には、わからん。
春の枯葉 (新字新仮名) / 太宰治(著)
貴下こなたがモンタギューかたでござらっしゃらぬならば、せて酒杯さかづきらッしゃりませ。
「待ちねえよ、赤い襦袢と、それじゃあ、お勘がとこに居る年明ねんあきだろう、ありゃおめえもう三十くらいだ。」
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さあ騒ぐまいか。あっちこち聞きあわせると、あの尼様はこの四五日しごんち前から方々の帰依者きえしゃとこをずっと廻って、一々、
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「エエ、イマイマシイ、ボクノハウカラ、口ヲキイテヤルナンテコトハナイ。」ト ハラヲタテテ ソノママオウチヘモドリマシタ。
オ寝坊ナ ジヤガイモサン (新字旧仮名) / 村山籌子(著)
アクル朝、ボンコチヤンハ、ボーイサンニ「バウシノオ父サン」ノオウチヲキイテ、トコロトバンチヲカイテモラヒマシタ。
バウシ ノ ユクヘ (新字旧仮名) / 村山籌子(著)
「そうそうその広海屋さんが、今宵こよい、大方、こっへこられたように聴いたので、来ましたが――そうか、やはりおいでなされたか――」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
……君んで、どれ程迷惑してゐるかと言ふことは良く分つてるんだけど、自分でアテがないから自発的に出て行くといふ気持は動かないんだ。
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
お八重は又自分を迎ひに來て呉れた時の新太郎の事を語つて、『那〓あんな親切な人アの方にやえす。』と讃めた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
お八重は又、自分を迎ひに来て呉れた時の新太郎の事を語つて『那〓あんな親切な人アの方にやえす。』と讃めた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「おはん、お出でやす。」と、男女の雇人中の古参なものは口々に言つて、一時「気を付けツ」といつたやうな姿勢をした。
鱧の皮 (新字旧仮名) / 上司小剣(著)
「おはん、お出でやす。」と、男女の雇人中の古參なものは口々に言つて、一時「氣を付けツ」といつたやうな姿勢をした。
鱧の皮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
そや。このオソぶる。新嘗ニフナミに、我がりて、イハふ此戸を(万葉集巻十四)
古代生活に見えた恋愛 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
誰ぞ。此の戸おそぶる。にふなみに、わがをやりて、イハふ此戸を
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「宮ちゃん、さっき君のところ階段はしごだんの下に突っ立っていたあの丸髷にったひとは何というの」
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
私は、ハテ不思議だ、屹度お宮のことを言うのだろうが、何うしてそれが瞬く間に此の婆さんのところにまで分ったろうか、と思って、首を傾けながら
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
なあにねえ、お前様、桑の価は下り一方だかんない。駒屋の親父とっさまあはた土は、一度も手がつかねえほどなんだし
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
こんねえだ俺ら、新やんで聞いたけんど、工場さ行ぐと、毎日めえんち毎日めえんちぎゅうばっか食わして、衣裳までくれんだって……
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
りきは一さんいゑて、かれるものならこのまゝに唐天竺からてんぢくはてまでもつて仕舞しまいたい
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ものいはねばせまいゑうちなんとなくうらさびしく、くれゆくそらのたど/\しきに裏屋うらやはまして薄暗うすくら
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
シヅイヘ這入ハヒリせばめて 物うゝる畑のめぐりの ほゝづきの色※
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
イヘ玉笛ギヨクテキアンコヱトバ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
だケエに十年も後家ごけ立デデせ、ホガガらワラシもらわらの上ララそだデデ見デも
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
男『フンフン、御前おめあハンモエツタケスカ。フン、ニソダチナハン。アレガラナハン、サ來ルヅギモ面白オモシエガタンチェ。ホリヤ/\、大變テイヘンダタァンステァ。』
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
若くから氏上ウヂノカミで、數十の一族や、日本國中數萬の氏人ウヂビトから立てられて來た家持ヤカモチも、ぢつと對うてゐると、その靜かな威に、壓せられるやうな氣がして來る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
若くから氏上ウヂノカミで、數十の一族や、日本國中數萬の氏人ウヂビトから立てられて來た家持ヤカモチも、ぢつと對うてゐると、その靜かな威に、壓せられるやうな氣がして來る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
(34) この肖像は今ではボンの「ベートーヴェンのハウス」〔彼の生家・現在は博物館に保存されている。
言わば、金をテップに換えてやった額だけ、そっくりそのままハウスの所得なんだから、誰が勝とうが負けようが、あとは卓子テーブルの上を色付きの木片が動くだけで、マルガリイダ婆さんは最初から取るものはすっかり取って大安心なのだ。
「おまえさんのうしうしは、いくらでれたか。」とききました。すると、その百しょうは、
百姓の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
乞食ほいとして暮しゃ、ええも地面も入用んねえで、世話あねえわ!
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
太郎作げえの鶏の子
十五夜お月さん (旧字旧仮名) / 野口雨情(著)
『類函』四二九巻に陳氏義興山中にむ、夜虎門に当って大いにゆるを聞き、開きれば一少艾衣類凋損ひとりのむすめきものそこねたれど妍姿傷みめそこねず問うてこれ商人のむすめ母に随い塚に上り寒食をすところを虎に搏たれ逃げ来た者と知り
「そんだが勘次かんじさんは本當ほんたうけえな。のおとつゝあたあ、たえしたちげえだな」といつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
奴等やつら外聞げえぶんわりいからだなんてかしやがつから、れ、なんだとう
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「梅ならうちにもあるわ。けんど、梅は酸いさかい、ほない好かん」
澪標 (新字新仮名) / 外村繁(著)
私は第一こんなに早く太田が私のアドを吐こうなどとは考えもだに及ばなかったからである。
党生活者 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
二六 幸福なるホーム
「結局、ホームの静かな悦楽に比ぶべきものは外にない。ここでさえも食卓を離れる時は、おん身と一緒に静かにおったらばと切に思い出す。こうして世の中を走り廻るにつけて、私はおん身と共に暮すことの幸福を、いよいよ深く感ずるばかりである。」
モリ神南備カムナビなどは、社殿のないのが本体で、社あるは、ヤカガミ或は、梯立で昇り降りするほくらの神から始まるのである。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
我がヤドのいさゝ群竹ムラタケ 吹く風の 音のかそけき、このゆふべかも(同)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)