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家
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とこ
ふりがな文庫
“
家
(
とこ
)” の例文
何だべえせえ、自分の
居
(
を
)
ツ
家
(
とこ
)
が
然
(
そ
)
でなかつたら
具合
(
ぐあえ
)
が悪かんべえが?
然
(
そ
)
だらハア、
俺
(
おら
)
ア酒え飲むのさ邪魔さねえば、
何方
(
どつち
)
でも
可
(
い
)
いどら。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
解くにも、
引切
(
ひっき
)
るにも、目に見えるか、見えないほどだし、そこらは暗し、何よりか知った
家
(
とこ
)
の
洋燈
(
らんぷ
)
の灯を——それでもって、ええ。……
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夕食の席で、民やが
斯様
(
こん
)
な話をした。
今日
(
きょう
)
午後猫を
捜
(
さが
)
して居ると、八幡下で
鴫田
(
しぎた
)
の婆さんと辰さん
家
(
とこ
)
の婆さんと話して居た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
お前がやれ量炭も買えんだのッて
八
(
や
)
か
間
(
ま
)
しく言うから
昨夜
(
ゆうべ
)
金公の家へ
往
(
い
)
って借りようとして
無
(
ない
)
ってやがる。それから直ぐ初公の
家
(
とこ
)
へ往ったのだ。
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
海「ハヽヽヽヽ何を言ってるんだ、僕はな今朝こゝを出ると青山の長官の
家
(
とこ
)
へ参り、それから久しゅう
行
(
ゆ
)
かんによって上野浅草附近を散歩して」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
『阿母さん、
昨日
(
きのふ
)
校長さんが君ん
家
(
とこ
)
の
阿父
(
おとう
)
さんは京の
街
(
まち
)
で西洋の
薬
(
くすり
)
や酒を売る店を出すんだつて、本当かて聞きましたよ。本当に
其様
(
そんな
)
店を出すの。』
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
いくら叔母さんが
苛
(
ひど
)
いったって雪の降ってる中を無暗に逃げ出して来て、わたしの
家
(
とこ
)
へも知らさないで、甲府へ出てしまって奉公しようと思うとって
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
柳麗玉 (得意げに)先生の奥さまと一緒に、洪沢信さんの
家
(
とこ
)
へお湯へはいりに行って、あたしだけ一足先に出て来ると、洪さんの横丁でばったり——。
安重根:――十四の場面――
(新字新仮名)
/
谷譲次
、
林不忘
(著)
七八年
前
(
ぜん
)
僕が滋賀商業の実習生で、君の
家
(
とこ
)
へ
行商
(
かうしやう
)
に往つたら、君は僕の
石鹸
(
しやぼん
)
を石ころか何ぞのやうに
貶
(
けな
)
しつけて、
加之
(
おまけ
)
に僕に外国行を勧めて呉れたつけが
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
この
女
(
ひと
)
は、どっか大きな
家
(
とこ
)
の娘で、病気——ばかのようなので、髪を
断
(
き
)
らして遊ばせてあるのだろう、だから、あんなに
無作法
(
ぶさほう
)
なのだと——そう思えたほど
旧聞日本橋:19 明治座今昔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「まご/\してると、
己
(
おら
)
が
家
(
とこ
)
もつん燃されて了ふかも知んねえだ。本当にまア、何うしたら好い事だか」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
三郎
(
さぶろう
)
は、かわいがっているボンが、ばあさんのために
小石
(
こいし
)
を
投
(
な
)
げられたり
水
(
みず
)
を
頭
(
あたま
)
からかけられたりしてきますと、
今度
(
こんど
)
、ばあさん
家
(
とこ
)
の
猫
(
ねこ
)
がきたら、うんといじめてやろうと
思
(
おも
)
いました。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『
私
(
わし
)
の
家
(
とこ
)
へは店から火事だと電話が掛った。処が中途でプツリと切れたので、直ぐ二十八番を呼出そうとすると、丸善は今焼けてるという交換局の返事だから、そりゃ大変というので……』
灰燼十万巻:(丸善炎上の記)
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
(あの一族の
家
(
とこ
)
では)とか、容易に嫁ぐといわないでもう世間なみからいえば、遅い婚期になっているのでもあるが、せめてこの
姫
(
むすめ
)
一人だけは、
老
(
お
)
いの身の側から離したくない気もするしで
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そりや死にもするけれど、生れた
家
(
とこ
)
も随分あるさ。」
昔の女
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
「あんた
家
(
とこ
)
の人が魚売にござつて言はつしやつた。」
厄年
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
自分の
居
(
を
)
ツ
家
(
とこ
)
が
然
(
そ
)
でなかつたら具合が惡かんべえが? 然だらハア、俺ア酒え飮むのさ邪魔さねえば、
何方
(
どつち
)
でも可いどら。
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「待ちねえよ、赤い襦袢と、それじゃあ、お勘が
家
(
とこ
)
に居る
年明
(
ねんあき
)
だろう、ありゃお
前
(
めえ
)
もう三十くらいだ。」
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
辰
爺
(
じい
)
さん
家
(
とこ
)
のは大きくて
他家
(
よそ
)
の三倍もあるが、
搗
(
つ
)
きが細かで、
上手
(
じょうず
)
に紅入の
宝袋
(
たからぶくろ
)
なぞ
拵
(
こさ
)
えてよこす。下田の金さん
処
(
とこ
)
のは、
餡
(
あん
)
は黒砂糖だが、
手奇麗
(
てぎれい
)
で、小奇麗な
蓋物
(
ふたもの
)
に入れてよこす。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
爺「伊之助という男は何うやら
私
(
わし
)
が知ってるものらしい、それと一緒に
此処
(
こゝ
)
へ御座るというは、こりゃ私の
家
(
とこ
)
へござらッしゃる客衆かも知れねえ、まア兎も角くも私のとこへ
来
(
き
)
さっせえまし」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何宗だか、
俺
(
おれ
)
ンの
家
(
とこ
)
の寺ぢやねえもの知らねえや。
佃のわたし
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「
粂
(
くめ
)
さんの
家
(
とこ
)
だア、粂さんの家だア」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
あっちこち聞きあわせると、あの尼様はこの
四五日
(
しごんち
)
前から方々の
帰依者
(
きえしゃ
)
ン
家
(
とこ
)
をずっと廻って、一々
清心庵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其後黒の姿はこっきり見えなくなった。通りかゝりの
武太
(
ぶた
)
さんに問うたら、与右衛門さんの懸合で、黒の持主の源さん
家
(
とこ
)
では余儀なく
作男
(
さくおとこ
)
に黒を殺させ、作男が殺して
煮
(
に
)
て食うたと答えた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
古浴衣を蹴返して転がるように駆出したのは、町内無事の日参をするという、嘉吉が
家
(
とこ
)
の婆様じゃ。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
乱暴な
小僧
(
こぞ
)
ッ
児
(
こ
)
の癖に、失礼な、末恐しい、見下げ果てた、何の生意気なことをいったって私が
家
(
とこ
)
に今でもある、アノ
籐
(
とう
)
で編んだ茶台はどうだい、
嬰児
(
ねんねえ
)
が
這
(
は
)
ってあるいて
玩弄
(
おもちゃ
)
にして
清心庵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
根太
(
ねだ
)
の
弛
(
ゆる
)
んだはお互様じゃが、
私
(
わし
)
が
家
(
とこ
)
など、随分と
基礎
(
どだい
)
も固し、屋根もどっしりなり、ちょいとや、そっとじゃ、流れるのじゃなかったに、その時さの、もう
洪水
(
みず
)
が引き際というに
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
尋ねあてて、
尼様
(
あまさん
)
の
家
(
とこ
)
へ行って、お頼み申します、とやると、お前様。
清心庵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
持って
上
(
あが
)
って、伝が
家
(
とこ
)
の帳場格子の中へ
突込
(
つッこ
)
んで見せたというぜ。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「じゃあ貢さん
家
(
とこ
)
に猫は居ないのかい。」
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“家”を含む語句
此家
家内
家中
家人
大家
自家
家庭
主家
商家
実家
住家
家主
彼家
好事家
家族
何家
家屋
当家
我家
吾家
...