“主家”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しゅか32.4%
おもや27.0%
しゅうか16.2%
しゆか8.1%
しゅうけ5.4%
うち2.7%
しゅけ2.7%
ひと2.7%
オモヤ2.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“主家”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸19.4%
社会科学 > 社会 > 労働経済・労働問題13.3%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓12.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
主家しゅかの時間だからと思わずに、若い時にせっせと働く習慣くせをつけなければ、一生まめに身体を動かすことのできない人になります。
女中訓 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
六郎はじぶんが怪しい女房を刺すとともに、おうぎかなめでもったように主家しゅかの乱脈になったことを考えずにはいられなかった。
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
主家おもやつづきに牛舎があり、中庭を隔てて、一層古びてくずれかけた茅舎かややの穀物納屋もあった。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
小さくとも寺であるから主家おもやを御堂と呼び、その上の空に山々の聳えてゐるのを禅宗寺院に因んで五山と呼び、松風を添へて山寺の風致を引き出すわけである。
晶子鑑賞 (新字旧仮名) / 平野万里(著)
わたくしの遺恨どころでない、実に主家しゅうかの大事だから、早くお国表へまいろうと云うので、急に二人ふたり梅三郎と共にお国へ出立いたしましたが、其の時姉のお竹の方へは
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
これは吉良、上杉両家の近情きんきょうを偵察するためで、内蔵助もそのころから主家しゅうかの再興をしょせんおぼつかなしと見て、そろそろそれに処する道を講じておいたものらしい。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
思はざりき、主家しゆかたふ城地じやうちほろびて、而かも一騎のかばねを其の燒跡やけあとに留むるものなからんとは。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
女中頭は主家しゆかに帰つて来た。そしてもぢもぢしながら口を切つた。
何時いつの事であったか、阿部家の武具係を勤めていた勝五郎の父は、同僚が主家しゅうけの具足を質に入れたために、ながいとまになった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
従者は自らやしなっている若党草履取ぞうりとりの外に、主家しゅうけから附けられるのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「十一時半。主家うちじゃもう十時になれば寝るんだよ。さあ、さっさと御帰りよ」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
慣々なれなれしく私のそばへ来て、鍋のけてある水中みずのなかを覗いて見たり、土塀から垂下っていた柿の枝振えだぶりを眺めたり、その葉裏から秋の光を見上げたりして、何でもない主家うち周囲まわりを、さも面白そうに歩くのが癖でした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この知らせをうけた民部は、たずねさきが主家しゅけを売って敵にはしった、犬梅雪いぬばいせつであるだけに、いよいよそれだと直覚した。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お祖父じいさま(信玄しんげん)の時代より、武田家たけだけろくみながら、徳川とくがわ軍へ内通したばかりか、甲府攻こうふぜめの手引きして、主家しゅけにあだなした犬侍いぬざむらい。どのつらさげて、伊那丸の前へでおった、見るもけがれだ。退さがれッ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
習慣というものはおそろしいもので、ことに若い時にしみこんだ癖は、決して一生ぬけるものではないのですから、主家ひとのものをうっかり粗末にしていた人が、自分の世帯になったから、これから倹約しまつにしようと思っても、なかなかそうはいかなくなって、ついつい一生むだをすることになります。
女中訓 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
私は主家オモヤの方へ出て行つた。
その頃の生活 (新字旧仮名) / 中原中也(著)