“賄賂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わいろ79.0%
まいない14.3%
まひなひ1.9%
ワイロ1.9%
おくすり1.0%
まかの1.0%
もの1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木の上にゐた子供も下りて來て、取つたのを二人で分けながら、賄賂(わいろ)のつもりか、よく熟(う)れてゐるのを擇つて、二つ三つ私に呉れた。
避病院 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
こちとらの大家様(さん)が高い家賃を取上げて適(たまさか)に一杯飲ます、こりゃ何も仁(なさけ)じゃねえ、いわば口塞(くちふさぎ)の賄賂(まいない)さ、怨(うらみ)を聞くまいための猿轡(さるぐつわ)だ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すこしばかりの賄賂(まひなひ)を吝(を)しみし御蔭にて憐れなる初花太夫は磔刑(はりつけ)か火焙(ひあぶ)りか。音に名高き初花楼も取潰しのほか候まじ
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
北京(ホッケイ)ノ盧俊儀(ロシュンギ)ハ善人ナリ 衆望 人ノミナ慕(シタ)ウ所ナリ。然ルニ 賄賂(ワイロ)ニ毒セラレタル官コレヲ捕エテ 却(カエ)ッテ淫婦奸夫ヲ殺サズ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その筋へそっと贈(まわ)す賄賂(おくすり)の金を工面していたらしい。
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楊松はまた慾に目のない男ですから、多額な金品をあわせ賄賂(まかの)うてくれたことも申すまでもありません。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何百両とも知れないほどな賄賂(もの)をばら撒(ま)き、なんとか、お前さんの身を助け出そうとしていなさるんだがいかんせん、相手が総督ときちゃあ、これに立ち向う者はねえ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)