“まひなひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
賄賂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すこしばかりの賄賂まひなひしみし御蔭にて憐れなる初花太夫は磔刑はりつけ火焙ひあぶりか。音に名高き初花楼も取潰しのほか候まじ
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
田島屋は賄賂まひなひを贈つたことがお上の耳に入り、一時は御呉服所御免の上、重いとがにもなるべきであつたが、係り役人の一人、酒田萬右衞門と申す方が取なしてくれ
徳之助は惡い野郎で、賄賂まひなひを取つて田島屋の先代徳右衞門を罪に陷れ、それを救つたことにして恩を賣り、同役を殺して口を塞いだ上、田島屋の養子になつて乘込んだのさ。