“磔刑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はりつけ89.8%
たっけい6.3%
たくけい1.6%
はたもの0.8%
はりつけけい0.8%
タクケイ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんな事を言つたつて、あれだけの好い娘を、親殺しの罪で磔刑はりつけにあげちや、天道樣——なに、神農樣に濟まないぢやありませんか。
ことごとくこれを打払い、我より行かんとするものは、悉くこれを禁じ、その禁を侵すものは、これを遠島えんとうし、これを殺戮さつりくし、はなはだしきは磔刑たっけいに処し、しこうしてさらに五百石以上の軍船
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ヨーロッパが生まれた時、すでに、彼は「磔刑たくけいになった神の子」の像を首にかけていたのだ。気の弱いやつらはこの亡霊を眺めて逆上する。
二十歳のエチュード (新字新仮名) / 原口統三(著)
かゝれ、主の如く磔刑はたものに。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
一ベートーヴェンの苦悶くもんの涙を、諸君はみごとに描かれてると判断する。諸君は主の磔刑はりつけけいにたいして『も一度!』と叫ぶかもしれない。
此ははたものの形であつて、古代の信仰に於ては、磔刑タクケイの形式と、共通して居る。