“たくけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タクケイ
語句割合
磔刑50.0%
卓敬25.0%
鐸磬25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キリストの磔刑たくけいを演出する受難劇の場面で始まるこのフランス映画には、おしまいまで全編を通じて一種不思議な陰惨で重くるしい悪夢のような雰囲気ふんいきが立ち込めている。
映画雑感(Ⅳ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
太祖の崩ぜるはうるう五月なり、諸王の入京にゅうけいとどめられてよろこばずして帰れるの後、六月に至って戸部侍郎こぶじろう卓敬たくけいというもの、密疏みっそたてまつる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
高巍こうぎの説は、敦厚とんこうよろこしと雖も、時既におそく、卓敬たくけいの言は、明徹用いるに足ると雖も、勢かえし難く、朝旨の酷責すると、燕師えんしの暴起すると、実にたがいあたわざるものありしなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
鬻子いくし』にの天下を治むるや五声を以て聴く。門に鐘鼓鐸磬たくけいを懸け、以て四方の士を待つ。銘に曰く、寡人に教うるに事を以てする者は鐸を振え、云々。道を以てする者はを撃てと。