“悦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よろこ77.0%
えつ9.0%
うれ5.8%
よろこび4.6%
よろ1.6%
よろこば1.2%
たの0.7%
ヨロコ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思って、彼はよろこびながら、街道を歩きだしたが、わずか十メートルほどゆくと、道路の上に倒れている人間にドーンとぶつかった。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ターネフはひとりでえつに入っている。実におそろしい破壊計画であった。こういう計画をたてる世界骸骨化がいこつかクラブの大司令は、鬼か魔か。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
此樣こんな時に、もしうちから誰かむかひに來て呉れたら、自分は何樣どんなにうれしかツたか知れぬ。併し其樣そんな事を幾ら考へてゐたツて無駄だ。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
べて神聖しんせいものはてよろこびる。われらがしゆきみはこのあかいばらうへに、このわがくちに、わがまづしい言葉ことばにも宿やどつていらせられる。
それがあたしの、いちごのみはじめだったのだ。食べはしなかったが、その赤さは充分に私をよろこばせ、最後までそのお皿をとりかえさせなかった。
私の心はよろこばしさに充ちて居ります。それは皆様といふ沢山なお友達を得ることが出来たからであります。
〔編輯余話〕 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
夫人は酒をたのそうに呑みながら、こんな判らないことをジャネットに言いかけコップを大事そうにめ眼をつぶっている。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
信雄大イニヨロコビ、徳川殿ニ、コノ由ヲ告ゲ申サルルニモ及バズ、十一月十一日、筑前守トノ仲直リノ見参ケンザン、事終リヌ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)