“喜悦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よろこび58.5%
きえつ35.4%
よろこぶ1.5%
たのしみ1.5%
よがり1.5%
よろこばしさ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……暗夜に露地を歩く者は、家の雨戸の隙間から、一筋洩れる灯火の光、そういうわずかな光明ひかりにさえ、うんと喜悦よろこびを感ずるものだ。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
信長の喜悦きえつは、非常なものだった。播州ばんしゅう一円にとどまっていた自己の勢力が、初めて備前へ踏み込んだ最初の一歩として大きな意義がある。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
忘れぬ心にて生涯しやうがいかしらに頂かんと思ふが故に賣殘しぬ然るを先日おとして後を種々いろ/\さがし求めて居しなり偖々嬉しき事哉と幾度となく押戴おしいたゞ喜悦よろこぶさま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聖天子万機ばんきの朝政をみそなわすによしとて、都とさだめたもうて三十年、国威は日に日に伸びる悦賀よろこびをもうし、万民鼓腹して、聖代を寿ことほ喜悦たのしみを、おおやけにも、しろしめせとばかり
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
それもそうじゃな。どれ、一つ杯をそう。この処ちょいとお儀式だ。と独り喜悦よがりの助平づら、老婆は歯朶はぐきき出して、「すぐ屏風びょうぶを廻しましょうよ。「それがい。 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのこぶしを両耳の根につけて、それを左右に揺ぶりながら、喜悦よろこばしさ恍惚うっとりとなった瞳で、彼女は宙になんという文字を書いていたことであろう。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)