“喜多”の読み方と例文
読み方割合
きた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
星野ほしのは、それをちらっと見て、ベンチへ行った。キャプテンの喜多きたと、監督かんとくをしている大学生の別府べっぷさんが、かれを待っていた。
星野くんの二塁打 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
米原まいばら北陸線ほくりくせん分岐道ぶんきだうとて、喜多きたにはひとり思出おもひでおほい。が、けるとかぜつめたい。所爲せゐか、何爲いつもそゞろさむえきである。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
七夕祭の夜、喜多きた茶荘さそうに招かれた時、平山君や僕から言い出した催しとて、趣向の事や人の寄りなどに就いては、人知れず苦労していた。
友人一家の死 (新字新仮名) / 松崎天民(著)