『大阪まで(おおさかまで)』
これは喜多八の旅の覺書である—— 今年三月の半ばより、東京市中穩かならず、天然痘流行につき、其方此方から注意をされて、身體髮膚これを父母にうけたり敢て損ひ毀らざるを、と其の父母は扨て在さねども、……生命は惜しし、痘痕は恐し、臆病未練の孝行息 …
作品に特徴的な語句
寢(ねん) 在(おは) 引被(ひつかつ) 降(ぶり) 焦(じれ) 大(おほき) 往來(ゆきか) 呪(じゆ) 願(ねがは) 大(おほい) 了(ちま) 剩(まけ) 一時(いつとき) 上(うへ) 矢張(やつぱ) 確乎(しつか) 醜(わる) 猶豫(ため) 小留(をや) 大船(おほふな) 上(あ) 漸(や) 目覺(めざむ) 幸(さいは) 種痘(しゆとう) 前途(ゆくさき) 前(まへ) 切(きり) 暖(あたゝ) 家(いへ) 一分(いつぷん) 女(をんな) 一層(いつそ) 小(ちひ) 覺(さま) 當(たう) 賤(しづ) 漸(やつ) 流行(りうかう) 洒落(しや) 車夫(わかいしゆ) 思出(おもひで) 性(せい) 毀(やぶ) 薄紅(うすくれなゐ) 惜(を) 承(うけたまは) 鐵(かな) 響(ひゞき) 音信(おとづれ) 故郷(こきやう) 劇場(げきぢやう) 修(しう) 新(あた) 冷(つめた) 明(あかる) 列(れつ) 妙(めう) 家(や) 太陽(たいやう) 大雨(おほあめ) 買(かひ) 夜半(よは) 少年(せうねん) 居(ゐ) 差支(さしつかへ) 坊(ばう) 善(ぜん) 急(いそ) 處女(しよぢよ) 處(どころ) 恐(こは) 吻(ほつ) 吸(すひ) 懷(なつか) 莞爾(につこり) 茶袋(ちやぶくろ) 打覆(ぶつかへ) 投(はふ) 指(ゆび) 掛(かゝ) 包(つゝ) 撲(ぶ) 敢(あへ) 間違(まちがひ) 割(わり) 斜(なゝめ) 關(せき) 切味(きりみ) 分(ぶん) 日本(につぽん) 際(きは) 出(い) 私(わし) 條(くだり) 鯱(しやち) 鰐皮(わにがは) 來(こ) 祭禮(おまつり) 乾(ひ)