大阪までおおさかまで
これは喜多八の旅の覺書である—— 今年三月の半ばより、東京市中穩かならず、天然痘流行につき、其方此方から注意をされて、身體髮膚これを父母にうけたり敢て損ひ毀らざるを、と其の父母は扨て在さねども、……生 …
作品に特徴的な語句
覿面てきめん 土瓶どびん 長火鉢ながひばち 海月くらげ 溝板どぶいた 祇園ぎをん はく 見窄みすぼ 捗取はかど すし 懷中くわいちう 晩酌ばんしやく 逗子づし 硝子窓がらすまど 電車でんしや 人影ひとかげ 落人おちうど 品川しながは 爪尖つまさき 愛宕山あたごやま 身體からだ みまは 紙入かみいれ むし 鉛筆えんぴつ 今戸いまど 不知火しらぬひ 大雨おほあめ 殊勝しゆしよう 東雲しのゝめ 電燈でんとう 一分いつぷん 此處こゝ 熱燗あつかん 薄紅うすくれなゐ 勉強べんきやう 十日とをか 持出もちだ 三日みつか 洋杖ステツキ 土橋どばし あらた くぢら 午前ごぜん 三井寺みゐでら 出掛でか 荷物にもつ 長煙管ながぎせる 三番叟さんばそう 手酌てじやく 友達ともだち めい 一面いちめん 義理ぎり かる 子守唄こもりうた せま 結構けつこう 薄暗うすぐら 痘痕あばた 金持かねもち 臺所だいどころ 紳士しんし 煙草入たばこいれ 時計とけい 心細こゝろぼそ 京阪かみがた 夜具やぐ 時代じだい 見事みごと 處女しよぢよ 松風まつかぜ つゞ 米原まいばら ふせ つた 御飯ごはん 手招てまね 夕暮ゆふぐれ 鬼神きじん 思出おもひだ 一思ひとおも 何年なんねん さわ 出張しゆつちやう 露地ろぢ 澤山たんと 往來ゆきか まゐ 地震ぢしん うた 車夫わかいしゆ 線路せんろ 取外とりはづ 見知越みしりごし