“善”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
64.4%
20.2%
ぜん6.4%
1.7%
1.7%
よし1.7%
0.8%
いい0.6%
0.6%
うるは0.3%
(他:6)1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“善”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸56.5%
文学 > フランス文学 > 小説 物語27.3%
文学 > 日本文学 > 戯曲6.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
この病気上りの細君の心を休めるためには、かえってそれを冗談じょうだんにして笑ってしまう方がかろうと考えたので、
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お兼 まあ。そんな事をする人があるものですか。自分の心をくしょうと心がけるかわりに悪くしょうとして骨折るなんて。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
親たちも家になくてならぬ娘であるから、自分が結婚を望む気振けぶりもないのをい事にして格別勧めようともしなかった。
私の貞操観 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
ウイルソン大統領といへば米国でも聞えた雄弁家であるが、先日こなひだの事、仲のいある友達が、大統領にむかつて、
人間が死んで地獄ぢごくくとか、ぜんしたるもの極楽ごくらく昇天しようてんするとか
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
ぜんニョムさんは、息子達夫婦が、肥料を馬の背につけて野良へ出ていってしまう間、尻骨の痛い寝床の中で、眼をつぶって我慢していた。
麦の芽 (新字新仮名) / 徳永直(著)
りき お前は馬鹿正直のえ人間だ。そりや俺が知つとる。だどもどんな善え人間でも自分じや気が附かねえで、人の気い悪くするような事するもんだ。
ぼたもち (新字新仮名) / 三好十郎(著)
「あゝとこだ、よう、おつぎ、ちつ此處ここまでてくんねえか」といつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
やす ムツシユウ・真壁が日本に戻るて云ふけん、慌て出したツだらう。あんたんつらば、う覚えとつたなあ。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「ほんたうにおありがどござんす。暖ぐなったらど思ってゐあんすたどもやっぱりその通りでぐもならなぃで。」
山地の稜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
【目を】神はその創造の御業みわざよしとし給ふのみならず、常に萬物の安寧秩序を顧み給ふ
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「大理石の様模はだをあたうるには、随意おもうところの一色を塗り、これに脈理を施して天然のものにまぎらし、後に落古ラッカせてつや出しするをよしとす——。」
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
播磨風土記逸文ににほつひめの命が、自分を祀つたらシルシを出さうと言うて
よる・よすのよで、であり、寿であり、である。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
オヤ善かッたかい、そうかい、運の善方いいかた何方どっちへ廻ッてもいいんだネー。それというが全躰ぜんたいあの方は如才がなくッて発明で、ハキハキしてお出でなさるからだヨ。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
一体いったい小児こどもの時から、三十年近くのあいだ——ふと思い寄らず、二人のおんなの姿が、私の身の周囲へあらわれて、目に遮る時と云うと、いいにしろ、悪いにしろ、それが境遇なり、生活なりの一転機となるのが、これまでに例をたがえず、約束なのです。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
およそ人の文辞に序する者、心誠これをめ、また必ず揚攉ようかくをなすべきあり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
およそ人の文辞に序する者、心誠これをめ、また必ず揚※ようかくをなすべきあり。
ここに天照らす大御神聞き驚かして、詔りたまはく、「我が汝兄なせの命の上り來ますゆゑは、かならずうるはしき心ならじ。我が國を奪はむとおもほさくのみ」と詔りたまひて、すなはち御髮みかみを解きて
よね おまいがそぎやん云ふなら、そツでかこてしとこう。こんかげにや果物くだもんと菓子ばちつとばつかり入れといたばい。そるから、もう忘れもんななかろね。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
清光偏照善愁人。 清光せいこう ひとえに照らす はなはうれうの人〕
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
これよりはげしきことばをこそもちゐめ、汝等の貪りは世界にわざはひよきを踏みしきもとれるを擧ぐ 一〇三—一〇五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
すむ塩沢しほさはとほからざる村の農夫のうふせがれ一人あり、篤実とくじつにしてよくおやつかふ。
描金まきゑよくして人のかすをなめず、別に一趣いつしゆ奇工きこうす。
めた事をあんなに良人をつとからよろこばれた煙草たばこだからと、さう思ふのであるが水色の煙が鼻の前になびくのを見るとへ難くなつて座を立つた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
彼らの中の最大な一人、その生涯を今ここに我々が物語るところのその人がいったとおりに「私はボンテ以外には卓越の証拠を認めない。」人格が偉大でないところに偉人は無い。