)” の例文
「ほんたうにおありがどござんす。暖ぐなったらど思ってゐあんすたどもやっぱりその通りでぐもならなぃで。」
山地の稜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
よかよか、俺がうしてやるち、うんと恩着せて置きましたたい。そしたら喜んで進上しますといっとりますばい。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
とみ 金田のハゲちやん、うなかな、毎晩めあばんムツシユウ・島内ば引張りやあち……。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
ぐ来たな。牛もれで来たのが。弁当べんとうってが。善ぐ来た。今日ぁひるまがらきっとくもる。おらもう少し草あつめて仕舞しむがらな、此処ここらにろ。おじいさん、今来る。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
よね 後で見舞みめえに行かんばうなからう。なん、傷あなんでんなかごたるばツてん。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
ぐ来たな。牛も連れで来たのが。弁当持ってが。ぐ来た。今日ぁひるまがらきっと曇る。おらもう少し草集めて仕舞しむがらな、此処ここらに居ろ。おぢいさん、今来る。」
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
アナミツの部落へう出て来るて云ひますたい。人間の子供が好物ちたなあ。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
ぐ来たな。みんなも連れで来たのが。ぐ来た。戻りに馬こ連れでてけろな。きょうあひるまがらきっと曇る。おらもう少し草集めて仕舞しむがらな、うなだ遊ばばあの土手の中さはいってろ。まだ牧馬の馬二十匹ばかりはいるがらな。」
風の又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)