“善直”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんちょく33.3%
よしなほ33.3%
ぜんちよく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しんの撰んだ池田氏行状には、初代瑞仙の庶子善直ぜんちょくというものを挙げて、「多病不能継業やまいおおくぎょうをつぐあたわず」と書してある。その前に初代瑞仙が病中晋に告げた語を記して、八十四げんの多きに及んである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
独り文中瑞英善直よしなほを出すに至つて、杉本は行状に無き所の一句を插入した。行状には「男曰善直、多病不能継業」と云つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
鑑三郎は嫡子京水善直ぜんちよくの廃せられた後、其父錦橋の門人中より出でて宗家を継いだ霧渓晋むけいしんの後裔である。鑑三郎につて分家京水の事を知ることは困難であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)