“善悪”のいろいろな読み方と例文
旧字:善惡
読み方(ふりがな)割合
よしあし78.8%
ぜんあく18.2%
さが3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百姓や何かにはわからないが、あなたのとこの若旦那わかだんなは大学校へはいっているくらいだから、石の善悪よしあしはきっとわかる。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
とな。アッハハハハこれは冗談だが、それほどおいらには歌は唄えねえ。それにも拘らず他人のを聞くと、善悪よしあしぐらいはまずわかる。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
第四十六 あゆの鮨 は大層たいそう上品な味で各地の名物になっていますがこれには鮎の善悪よしあしで非常な相違があります。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
自分もチョークで画くなど思いもつかんことであるから、画の善悪よしあしはともかく、先ずこの一事で自分は驚いてしまった。
画の悲み (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
前陳の各種を製作するにつき、これに附属する飾り金物かなもの、塗り、金箔きんぱく消粉けしこな彩色さいしき等の善悪よしあしを見分ける鑑識も必要であります。
矢張やは人物じんぶつ善悪ぜんあくは、うまくった場合ばあいよりもまずった場合ばあいによくわかるようでございます。
かゝる人はむねあきらかなるかゞみありて、善悪ぜんあくを照してよきあしきをりて其ひとりつゝしむ、これ明徳めいとくかゞみといふ。
戦争というものの善悪ぜんあく如何いかんにかかわらず祖国の滅亡することは耐えられることではなかった。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)
ちゃわんの善悪ぜんあくは、なんできめるのだ。」と、殿とのさまはもうされました。
殿さまの茶わん (新字新仮名) / 小川未明(著)
むろん人間にんげんには、賢愚けんぐ善悪ぜんあく大小だいしょう高下こうげ、さまざまの等差とうさがあるので、仏教ぶっきょう方便ほうべん穴勝あながちわるいものでもなく
「まだ、すこし早いや——日が暮れてからの仕事にしねえと、おいらは大丈夫だが、おめえはブマだ——島抜けが通っているなんて、善悪さがねえ岡ッ引きの目にでも触れちゃあならねえ——」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)