“よしあし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
善悪48.3%
好悪10.3%
良否8.6%
好惡5.2%
善惡5.2%
葦蘆3.4%
吉凶3.4%
葭芦1.7%
四足1.7%
巧拙1.7%
精疎1.7%
精粗美惡1.7%
罪福1.7%
美醜1.7%
葦芦1.7%
葭葦1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前陳の各種を製作するにつき、これに附属する飾り金物(かなもの)、塗り、金箔(きんぱく)、消粉(けしこな)、彩色(さいしき)等の善悪(よしあし)を見分ける鑑識も必要であります。
仮に容貌(きりょう)が悪いにしても、容貌の好悪(よしあし)で好き嫌いをするのは真に愛する所以(ゆえん)ではない。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
目をねむっていてただ触(さわ)っただけでも馬の良否(よしあし)が分るというほどに馬のことには詳しい。
負(おひ)しと露知(つゆしら)ぬお光が嫁入(よめいり)の支度の好惡(よしあし)父親とも又お金とも相談して調(とゝの)へければ衣類(いるゐ)諸道具(しよだうぐ)今は殘らず揃(そろ)ひたるに大家の事故先方にては夥多(あまた)の支度ある事にて未だ調(とゝの)はぬか婚姻(こんいん)の日を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聲をきゝつけてお近の取次(とりつ)ぐのを待たず、臺所へ出て來たのは年の頃三十前後、髮は縮らしてゐるが、東京でも下町の女でなければ善惡(よしあし)のわからないやうな
羊羹 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
水かふ岸の葦蘆(よしあし)を蹈み碎きてや、降(お)りたつを。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
操浄瑠璃の「新薄雪」は文耕堂が時代世話にこしらえ、道行の枕に「旅立に日の吉凶(よしあし)をえらばぬは、落人(おちうど)の常なれや」というのが小出雲(こいずも)の名文句として知られている。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
車も埋まるばかりな葭芦(よしあし)の間の道を幾曲(いくま)がり、やがて、かの埠頭(ふとう)の朱貴(しゅき)の茶店までやって来ると、早やさっきの二艘(そう)も何処やらに着き
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石碣村(せっかそん)の葭芦(よしあし)しげき一漁家のうちでも、怪しい動きが、夜を日についで行なわれていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
打たずに帰って来ましたが、四足(よしあし)でせえも、あゝ遣(や)って子を打たれゝば、うろ/\して猟人(りょうし)の傍(そば)までも山を下って探しに来るのに、人間の身の上で唯(たっ)た一人の忰を置いて遁(に)げると云うは
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
技術(うで)の巧拙(よしあし)よりは患者への親切が、先づ村人の気に入つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
縮(ちゞみ)の精疎(よしあし)の位(くらゐ)を一番二番といふ。
第八 衣服(いふく)の精粗美惡(よしあし)は人(ひと)の分限(ぶんげん)に依(よ)ると雖(いへど)も、肌着(はだぎ)は木綿(もめん)フラン子ルを良(よし)とす。蒲團(ふとん)の中心(なかわた)は新(あたら)しく乾(かは)きたるものを貴(たつと)む故(ゆゑ)に、綿花(わた)に限(かぎ)らず蒲(かま)の穗苗藁(ほわら)其外(そのほか)柔(やわらか)く乾(かは)きたるものを擇(えら)ぶべし。
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
三九 心の貪著を離れ、思慮擾亂せず、已に罪福(よしあし)(の想)を離れ、覺悟せる人には怖畏あることなし。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
別世界は別世界相応の話柄(はなし)の種も尽きぬものか、朋輩(ほうばい)の悪評(わるくち)が手始めで、内所の後評(かげぐち)、廓内(くるわ)の評判、検査場で見た他楼(よそ)の花魁の美醜(よしあし)、検査医の男振りまで評し尽して、後連(あとれん)とさし代われば
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
今までは葦芦(よしあし)の茂っていた漁村が、わずかに一年余りのあいだに、眼をおどろかすような繁華の土地に変ってしまった。
経帷子の秘密 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
其の頃葭葦(よしあし)の生(へ)えて居たのを埋立(うめた)ったから葭原(よしわら)というのだが、後に江戸繁昌を祝して吉(よし)の字を書いて、吉原と読ませるんだという事を聞いてるが