“美醜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びしゅう57.1%
びしう28.6%
よしあし14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時には師匠の鶯の方から一定の場所に出張し弟子の鶯共がその周囲に集まりあたかも唱歌の教室のごとき観を呈するもちろん箇々ここの鶯によって素質の優劣ゆうれつ声の美醜びしゅうがあり
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
即ち女の美醜びしうめるのさへ百分の四以上をえないらしい。しかもこれは前に言つたやうに教育なり趣味なりの程度の似よつた人びとのあひだだけである。
耳目記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
別世界は別世界相応の話柄はなしの種も尽きぬものか、朋輩ほうばい悪評わるくちが手始めで、内所の後評かげぐち廓内くるわの評判、検査場で見た他楼よその花魁の美醜よしあし、検査医の男振りまで評し尽して、後連あとれんとさし代われば
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)