“美貌”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
びぼう93.0%
びばう3.9%
うつくし0.8%
きりょう0.8%
きりよう0.8%
きれい0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“美貌”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 日本37.5%
文学 > フランス文学 > 小説 物語21.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
美貌びぼうであり上品であると兄が吹聴ふいちょうしていたクリストフの現われるのを見た時、彼女の皮肉な心は好機に接した。
彼はこんな山の中に惜しいと言われるほどの美貌びぼうで、その享楽的な気質は造り酒屋の手伝いなぞにはあまり向かなかった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
たけなる髪をうしろに結びて、りたるきぬへたる帯、やつれたりとも美貌びばうとはが目にも許すべし。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
横顔などは丁度トランプの王様などに見るやうな、クラシックな美貌びばうの線がなめらかに其の額へと上つてゐた。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
それは何ういう女かというに、神戸の貿易商の令嬢とかいうことで、神経療養の目的を以て高原の空気を呼吸するために書生や女中を幾人か連れて夏頃から此町へ来ているのであったが、美貌うつくしさと贅沢さと交友の雑多な事とで、謎の女視されているのであった。
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
年頃は三十をなかばほどとは考えさせるが、つくろわねど、この美貌きりょうゆえ若くも見えるのかも知れない。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
それがむつくり小高うて、栄耀に凝つた細工もの、手で拵らえたか何ぞのやうに、器用に出来たその尖頭さきには、得てして、天狗が引掛り、果ては世上の笑柄わらひもの美貌きりようが仇でござんする。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
「そうでない、胴を離れたお通の首を見てからじっと考えてみるがよいわさ。美貌きれいがなんじゃあ……美しい女子おなごも死ねば白骨……色即是空しきそくぜくうを目に見せて進ぜよう」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)