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『移民学園』
ふりがな文庫
『
移民学園
(
いみんがくえん
)
』
身は錦繍に包まれて、玉殿の奥深くといふ際にこそあらね。名宣らばさてはと、おほかたの人もうなづく、良人に侍り。朝夕爨が炊ぐ米、よしや一年を流し元に捨てたればとて、それ眼立つべき内証にもあらず。人は呼ばぬに来りて諂らひ、我は好まぬ夫人交際、それ …
著者
清水紫琴
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸倶楽部」1899(明治32)年8月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約38分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
縁
(
ゑにし
)
老爺
(
ぢぢ
)
出立
(
たつ
)
関係
(
かかはり
)
冒頭
(
まへおき
)
可愛
(
いとし
)
嫉妬
(
やく
)
財産
(
しんしよ
)
堪
(
こ
)
容貌
(
きりよう
)
機
(
をり
)
夫人
(
おくがた
)
小言
(
つぶやき
)
泥濘
(
ぬかり
)
無情
(
すげな
)
狼狽
(
うろたえ
)
答
(
いらへ
)
主人
(
やど
)
危
(
あやぶ
)
情
(
こころ
)
父母
(
おや
)
美貌
(
きりよう
)
良人
(
おつと
)
貴
(
たか
)
可笑
(
をかし
)
吩咐
(
いひつけ
)
永久
(
とこしえ
)
痿
(
やつ
)
粘
(
へば
)
背後
(
しりへ
)
蔵
(
おさ
)
錦繍
(
にしき
)
音信
(
おとづれ
)
風姿
(
なりふり
)
世渡
(
とせい
)
交際
(
つきあひ
)
冊
(
かしづ
)
友人
(
ともだち
)
可笑
(
おかし
)
夫人
(
おくさま
)
帰宅
(
かへ
)
強情
(
すね
)
待遇
(
もてな
)
忍耐
(
しんぼう
)
書中
(
なか
)
沈黙
(
だま
)
治癒
(
なほ
)
泥濘
(
ぬか
)
清潔
(
きよ
)
無益
(
むだ
)
真実
(
まこと
)
笑柄
(
わらひもの
)
細君
(
おくさん
)
脆弱
(
ひよわ
)
良人
(
つま
)
虚弱
(
よわい
)
諂
(
へつ
)
譬喩
(
たとへ
)
軽蔑
(
けな
)
辱
(
はじ
)
雪
(
すす
)
麦酒
(
びーる
)
事
(
つか
)
人口
(
ひとびと
)
人品
(
ひとがら
)
使用
(
つか
)
前刻
(
さつき
)
力
(
つと
)
卑
(
ひく
)
喫驚
(
びつくり
)
堆
(
うづたか
)
塵芥
(
ごみ
)
失策
(
しくじり
)
庇
(
ひさし
)
愛
(
め
)
戯談
(
じようだん
)
暴
(
あら
)
溢
(
こぼ
)
炊
(
かし
)
独身
(
ひとり
)
竭
(
つ
)
緒
(
いとぐち
)
繿縷
(
つづれ
)
草臥
(
くたびれ
)
行衛
(
ゆくゑ
)
覊絆
(
きづな
)
質
(
ただ
)
鑒識
(
めがね
)
不束
(
ふつつか
)
乃公
(
おれ
)
他家
(
よそ
)
例
(
ためし
)
其校
(
そこ
)
冠
(
かぶ
)
匣
(
はこ
)
喚鈴
(
よびりん
)
嘯
(
うそぶ
)
嘴
(
くちばし
)
囈言
(
うわごと
)
基因
(
もと
)