“使用”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しよう59.4%
つか31.3%
つかっ3.1%
つかわ3.1%
もち3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外国がいこくから、日本にっぽんへわたり、ひとからひとへ、てんてんとして、使用しようされてきたので、時計とけいも、だいぶとしをとっているとおもいました。
時計と窓の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なぜなら、そのなかに使用つかはれた「もくろみ」といふ言葉が、彼等の間ではやがて直ちに『失敗』といふことを聯想れんさうさせるものであつたから。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
○「勘次てめえの身分にしちゃア金遣いが滅法にあらえが、桔梗屋で使用つかった金はありゃア何処どこから持って来た金だ」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私としてすることと云えば、第一その霊を誰かの体に移して、つまり何人かの体を霊に使用つかわせて、イヤ口を使わせてです。その女の希望を伝えてもらうのです。
むかでの跫音 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
「さようにござりまする。私は来栖勘兵衛お頭の秘蔵の腹心、伊丹東十郎氏は、有賀又兵衛お頭の無二の腹心として、組中にありましても、重く使用もちいられましてござりまする」
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)